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日本学術会議問題 自民党で元会長らから聞き取り 科学者の中立性への疑念、学術会議と政治の対話不足

自民党本部での聴き取りの様子

 「日々勉強!結果に責任!」「国づくり、地域づくりは、人づくりから」を信条とする参議院議員赤池まさあき(自民党・比例代表全国区)です。

10月21日(水)、自民党本部において、内閣第二部会・政策決定におけるアカデミアの役割に関する検討プロジェクトチームが開催されました。同会は、日本学術会議の在り方を議論するものです。本日の議題は、有識者ヒアリングとして、学術会議の元会長の方々からお話を聞きました。

講師:吉川 弘之 東京大学名誉教授(日本学術会議第17期、第18期会長)
    黒川  清 (日本学術会議第19期、第20期会長)
    大西  隆 東京大学名誉教授(日本学術会議第22期、第23期会長)

 吉川先生からは、次のような話を聞きました。
 「科学者には二つの役割がある。それは、1つ目は大学などの様々な機関で行う教育、研究。2つ目は俯瞰的な視点での議論に基づく社会で役立つ中立的助言の作成と提供」「政治と科学との信頼関係が重要」とのことでした。

 黒川先生からは、次のような話を聞きました。
 「日本学術会議は提言を数多くしています。それは、内科府に提出されています。」

 大西先生からは、次のような話を聞きました。
 「日本学術会議の存在は、学問の自由に直結した国の理念。国際社会から評価される重要要素。独立性は、会員選考の自立性(コ・オブテーション方式=優れた研究又は業績がある科学者から幅広く、多様な候補者を推薦すること)、活動の自立性、政府・与党・野党の対話を実施することが重要。」

 以上、3名の話を聞いていて、今回の総理の任命見送りは、政治と科学アカデミーの信頼の欠如であり、それは両者の対話が不足していたことに尽きるのではないかと思いました。日本学術会議が、我が国を代表する科学者の代表団体として、国際社会の中にいく意義は確かにあるとを感じましたが、その一方で、防衛省の安全保障技術推進制度についての学術会議の見解が、戦前の歴史と現在の国際情勢を同一視したりすることも、人文・社会科学の反体制・反政府という中立性の欠如、イデオロギーの残滓があるのではないかとも感じました。

 引き続きしっかり議論していきたいと思います。

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