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「すっかり汚れてしまった」……元民主党ホープ・細野豪志と長島昭久が拡散した“フェイクニュース” - 「週刊文春」編集部

 日本学術会議が推薦した6人を菅義偉首相が任命しなかった問題で、「フェイクニュースを拡散した」と批判を浴びた衆院議員が2人いる。細野豪志氏(49)と、長島昭久氏(58)だ。

【画像】フェイクニュースを流した長島昭久氏

 10月5日放送のフジテレビ系「バイキングMORE」で平井文夫・上席解説委員が「学術会議は6年働くと日本学士院に行って年間250万円の年金を死ぬまでもらえる」と誤って解説し、大炎上。だが両氏は平井氏に先立つ10月3日、誤情報を“速報”。長島氏が「(学術会議の)OBが所属する日本学士院へ年間6億円も支出されその2/3を財源に終身年金が給付されている」とツイート。細野氏も「国会議員年金はかなり前に廃止されたが、『学者の国会』の年金は残っていたのか」と投稿した。2人はその後、誤りを認め謝罪したが、ツイッター上では「軽い、軽すぎる」「立派なネトウヨになられましたね」などと揶揄された。


山本モナとの路チューから早14年 ©文藝春秋

 2人に共通項は多い。一つ目は民主党政権で中枢を務めたホープだったこと。細野氏は首相補佐官や環境相を歴任。長島氏は野田内閣の首相補佐官として尖閣諸島国有化に深く関与した。

「2人とも二世でもなく、地盤も看板もカバンもなかった。だが政策通で、民主党にあって数少ない保守政治家でもあり、将来を嘱望されていた」(政治部記者)

 2つ目は野党陣営を離れ、自民党入りしたことだ。長島氏は正式入党、細野氏は入党こそまだ認められないが衆院の自民会派に所属。

自民党の古い政治を批判してきたのに……

 3つ目の共通項は二階俊博幹事長率いる二階派に所属したこと。背景には選挙区事情がある。細野氏の静岡五区には、自民現職で岸田派の吉川赳氏がいる。

「公認権を握る幹事長の力を使いたい細野氏、派閥の数を追い求めたい二階氏の利害が一致した」(同前)

 一方、長島氏は野党時代から麻生太郎副総理に可愛がられ、「野党議員ではピカ一」と評価されていたが、二階派へ。選挙区事情から、長島氏は菅直人元首相の東京18区に国替えせざるを得ず、同選挙区の前支部長で今も二階派所属の土屋正忠氏の支援を得るには二階派入りが“最適解”だった。

 政治部デスクは「自民党の古い政治を批判してきたのに、その象徴である二階氏の派閥に入るとは。今や細野、長島両氏から野党時代の輝きは失われ、すっかり汚れてしまった」と呆れる。かつてのホープ2人がなぜフェイク情報をまき散らす事態になったのか。

「“転向組”ゆえに、先頭に立って学術会議叩きをすることで、菅首相に認められたいのでしょう。その焦りから偽情報に飛びついてしまった」(同前)

 汚れっちまった悲しみに、永田町の寒風が吹きすぎる。

(「週刊文春」編集部/週刊文春 2020年10月22日号)

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