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中国、成長安定とリスク防止のバランス取る=人民銀総裁


[北京 21日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)の易綱総裁は21日、景気支援のため同国の債務は今年一時的に増加するが、経済成長の安定とリスク防止のバランスを取る考えを示した。

易氏は北京で開催された金融フォーラムで、マクロレバレッジ比率は今年上昇したが、来年は経済が拡大するにつれて安定するとの見通しを示した。

「金融政策はマネーサプライの『門』を守り、マクロレバレッジ比率の変動を適切にならし、長期的に妥当な水準を保つように努める必要がある」と指摘した。

人民銀の阮健弘調査統計局長は7月、中国のマクロレバレッジ比率は第1・四半期に14.5%ポイント急上昇し、第2・四半期はさらに高まったと述べていた。

国際金融協会(IIF)は7月、中国の債務残高の対国内総生産(GDP)比は第1・四半期の318%近くから335%に達するとの見通しを示した。

潘功勝副総裁は、人民銀は不動産金融部門のマクロプルーデンシャル評価(MPA)の改善案を作成したと表明。不動産融資の集中率のほか、家計における負債の所得に占める割合や、不動産融資のリスク加重などを精査するとした。

また、金融システム上重要な国内行の一覧表と、こうした銀行に対する規制を近く公表することも明らかにした。

劉鶴副首相は同じ金融フォーラムで、今年の中国の成長率はプラスになる公算が非常に大きいと述べた。また穏健な金融政策を引き続き適切かつ柔軟に運用し、流動性を合理的に潤沢な水準に維持すると語った。

人民銀の易総裁は同フォーラムの別のパネル会合で、金融技術(フィンテック)で各種サービスの利便性が増した一方、データ格差が発生し、企業機密や個人情報の保護を巡る問題も台頭していると警告。政府の情報は「透明であるべきだが、保護されるべきものは保護される必要がある」と述べた。

*内容を追加しました。

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