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EU、英に決断迫る 通商協議の時間切れ迫る


[ブリュッセル 21日 ロイター] - 欧州連合(EU)は21日、難航する英国との通商協議について、打開のカギを握るのは英国だとし、懸案について決断を迫った。

20日には双方が交渉決裂回避のために互いに譲歩を要求する展開となった。

ミシェルEU大統領は21日、欧州議会で、英国はEU離脱において主権国家としての選択肢を有しており、EU市場への将来のアクセスについて決断を下すことになると述べ、難航する通商協議の打開は英国政府次第との考えを強調した。

ミシェル大統領は「時間は非常に限られており、われわれはすべてについて交渉する用意がある。英国は決断を下すべきで、それは彼らの自由で主権国家としての選択だ。彼らの回答がEU市場へのアクセスレベルを決定することになる。これは常識だ」と述べた。

バルニエ首席交渉官は、EU、英国双方が懸命に努力し数日以内に対立を克服すれば実現可能との認識を示した。

「双方が建設的に取り組み、譲歩し、法的文書に基づいて進展させ、数日中に相違点を解消できれば、合意は手の届くところにある」と指摘。「時間が最も重要だ。英国の交渉担当者と共に最も難しい分野で解決策を見つける必要がある」と述べた。

これについて、英国の広報担当者は「協議の難しさの背景にある問題に重要な形で触れている」とし、「興味深い」と指摘した。

<「合意なし」も想定>

ミシェル大統領は、年末までの合意は依然可能との認識を示す一方で、加盟国は合意できないまま移行期間が終了する年末を迎えることにも備えていると述べた。

ミシェル氏は、交渉の懸案事項として、漁業権や公平な競争条件の保証、将来の貿易紛争の解決方法での合意を挙げた。

公平な競争条件の保証について「言葉は必要ない。必要なのは保証だ」と述べ、英国が政府補助の規制や医薬品の高い基準を望んでいるなら、それにコミットすべきと指摘した。

離脱協定の一部をほごにする権限を英政府に与える国内市場法案について、ミシェル氏は、新たな協定は厳しく監視する必要があるとの認識を強くしたと述べた。

シェフチョビチ欧州副委員長(EU機構関係・将来展望担当)は、協議の結果に関係なく、英政府は離脱協定を尊重しなければならない、と述べた。

*内容を追加しました。

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