- 2020年10月21日 12:11
ピアノ演奏難しくなられた上皇后美智子さま 「“お返し”」との表現に相次ぐ感銘の声
上皇后美智子さまが20日、86歳の誕生日を迎えられた。報道によると、国内外の新型コロナウイルスの感染状況を注視し、医療従事者や感染者に心を寄せる日々を過ごされているという。
上皇后さまは昨年9月に乳がんの手術を受けられ、ホルモン療法の影響もあって左手指が自由に動かせないと伝えられている。趣味のピアノも十分に楽しめないことに上皇后さまが心情を表したお言葉が、ネット上で「素敵だ」などと話題になっている。

昨年4月の生前退位に伴って上皇后となられ、8月に宮内庁は、上皇后さまが早期の乳がんと診断されたと公表。翌月に東大病院で摘出手術を受けられていた。
上皇后さまは、幼い頃からピアノを習い始め、バチカンを訪れた際に即興でグノーの『アヴェ・マリア』の伴奏を弾くなどしてきた。
しかし、報道によると、左手指が自由に動かせないことから、昔のようにピアノを弾くことが難しくなったという。そうした状況にあっても、「今までできていたことは“授かって”いたもの、それができなくなったことは“お返し”したもの」と受けとめられているという。
テレビ番組でこのことが報じられ、Twitterには「ものすごく良い言葉」との言葉で上皇后さまの境遇を紹介するツイートが登場。21日正午時点で、26.5万件のいいねがつくなど話題になっている。
このツイートに対しては、「人生の学びの深さを感じる」「この言葉を知って元気貰った」といった感想のほか、「私もこんな考えでありたい」との声もあり、人生観に影響を受けた人もいるようだ。
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