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航空機内のコロナ感染確率、2700万人に1人は不適切な推計=専門家


[パリ 19日 ロイター] - 米アラバマ大学の伝染病の専門家、デービッド・フリードマン氏は、航空機内で新型コロナウイルスに感染する可能性は極めて低いとする国際航空運送協会(IATA)の調査結果について「不適切な計算」に基づいているとの見解を明らかにした。

IATAは8日、メディア向けにプレゼンテーションを実施。IATAのメディカルアドバイザー、デービッド・パウエル氏は発表文で「(今年の)航空機利用者は12億人で、機内での新型コロナ感染が疑われるのは44人だ。これは2700万人に1人の割合だ」と指摘した。

しかしフリードマン氏は、報告された感染例は未確認の実際の感染者の数と直接関係がないとして、IATAの推計には問題があるとの認識を示した。

フリードマン氏はロイターに「不適切な計算だ。2020年の航空機利用者12億人というのは分母として公平ではない。ほとんどがテストを受けていないからだ。実際に何人が感染したかどうやって知ることができるのか」と指摘。「証拠がないのは(感染者が)いないことの証拠にはならない」と述べた。

IATAの広報担当者はコメントの要請に応え、IATAの調査は意味があり、感染リスクが低いことを示していると主張。「われわれはこの数字が絶対的で最も信頼のおけるものだとは言っていない」と述べた。

米エモリー大学のヘンリー・ウー准教授は機内での感染リスクについて、感染症を引き起こすウイルスの最低量は分かっておらず、露出が長いほど危険は増すと説明した。

中央の席は空けておくのが好ましいとした上で「10時間のフライトは1時間のフライトの10倍のリスクがある」と述べた。しかし航空機内は公共の場としてはおそらく安全な方だとし「混雑したバーに数時間いるほうがはるかにリスクが高い」と指摘した。

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