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なぜ劇団四季がここまで成功したのか。そのマネジメントを含めて、文楽界はしっかりと学ばなければならない - 10月29日のツイート

28日(日)読売新聞13面「風の座標」文楽VS市長、森編集委員へ。完全なる取材不足。あそこで出てきた収入状況が全てではありません。あのような状況がある一方、そうではない収入を得ている層もあります。あの公開討論会で出てきた2つの事実が、全ての事実ではない。

またあそこで出てきた事実は、協会からの収入。やり取りをもう少し突っ込んで確認して頂きたい。記事にしている技芸員が、あとは協会以外の自己収入でやっていると言われた。この自己収入にも相当な格差がある。あのような公開討論会だったので、個人の収入を明らかにするのは相応しくないと思った。

そのような状況の中で、あの意見交換で出てきた2つの事実をもって、それが全体であるかのように論じる森委員は間違っている。僕の言っていることを突き詰めるなら、全体を取材すべきだ。収入格差がはっきりするはずだが、それをどうするかが課題だ。森委員、もう少ししっかりして欲しい。

昨日、劇団四季のライオンキングを鑑賞した。3時間の公演。面白かったし楽しかった。ストーリーは分かりやすいものだし、終わった後に感動がある。小難しい理屈抜きに楽しい。子どもを連れて行ったら喜ぶだろうなと思った。チケット販売初日に10万枚売れたらしい。

これから大阪でロングラン公演が行われ、とてつもない人が観劇するであろう。しかももう、日本版は15年目に突入するらしい。このライオンキングの演出、文楽の要素が入っているとのこと。後で教えてもらったのだが、あーそうかと思った。

文楽もやりようによっては、こうなるんだな。もちろん古典は大切だし、それがあったからライオンキングの演出にもつながったんだろうが、それでもライオンキングは古典そのものではない。当然だが、このライオンキング、行政の補助金は一切入っていない。後援名義のみ。

ライオンキングが芸術・文化であることは誰も否定しない。これだけの人を魅了し、税金の投入はなし。一方、劇団員の収入の保証はないし、客が入らなければそれで終わりと言う世界。だからこそ客を楽しませることに徹する。そして演出には、文楽の要素を活用している。

文楽振興のための最大にして最高のヒントが、この劇団四季「ライオンキング」にあるように感じた。なぜ劇団四季がここまで成功したのか。そのマネジメントを含めて、文楽界はしっかりと学ばなければならない。伝統文化とミュージカルは違うと言う言い訳は言えない。

文楽界と劇団四季の、メンバーの在り方、組織形態、マネジメント方法などなど比較しながら、何がどう違うのか、採り入れられるところはないのか、しっかり勉強しなければならない。古典は守りつつ、それでも文楽を活用した演出がここまで成功している理由を探る。大きなヒントだ。

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