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原油先物、4日続落 新型コロナ感染第2波やリビアの生産拡大を懸念


[メルボルン 20日 ロイター] - アジア時間の原油先物相場は4営業日続落。新型コロナウイルスの感染が世界的に再拡大していることを背景に、燃料需要の回復への期待が後退している。リビアの生産拡大も原油供給を増やす要因となっている。

0149GMT(日本時間午前10時49分)現在、北海ブレント原油先物<LCOc1>は0.30ドル(0.7%)安の1バレル=42.32ドル。前日は0.31ドル下落した。

米WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物<CLc1>は0.26ドル(0.6%)安の1バレル=40.57ドル。前日は0.05ドル下落した。

ロイターによる各国データの集計によると、世界の新型コロナウイルス感染者数は4000万人を超えた。冬を迎える北半球では、感染拡大が再び深刻になっている。

ライスタッド・エナジーの石油市場アナリストは「4月以降、石油需要は奇跡的な回復を遂げた。現時点で新型コロナ流行前の約92%に達している。だが、新型コロナ流行に伴う石油需要の崩壊が終了したと宣言するのは時期尚早だ」と指摘した。

石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は19日の閣僚会合で、新型コロナの流行に対する懸念が強まる中、石油市場を支援する意向を示した。

OPECプラスは、現行の日量770万バレルの協調減産を来年1月から日量580万バレルに縮小する方針を維持している。

産油国の関係筋によると、必要な場合、1月からの減産縮小は変更される可能性がある。

コモンウェルス銀行の商品アナリストは「OPECプラスが来年1月1日から再開する見通しの生産量は、世界の供給量の2%前後で、石油市場がこの量を吸収できるとは思わない」と指摘。

同アナリストによると、OPECプラスの協調減産に参加していないリビアの生産拡大が、供給過剰に対する懸念を強める要因になっている。

リビアでは、武力衝突に伴い、今年1月に生産がほぼ完全に停止したが、その後、急ピッチで生産が拡大している。国内最大のシャララ油田は今月11日に操業を再開。関係者によると、同油田の生産量は現在、日量15万バレル前後で、生産能力の約半分に達している。

市場関係者は、20日発表の米石油協会(API)在庫統計に注目する見通し。ロイター調査によると、直近週の米原油・留出油在庫は減少した可能性が高い。

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