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中曽根さんの新憲法制定構想を継承するのは、自民党の中ではどなただろうか

中曽根さんの内閣・自民党合同葬儀が特別の騒乱もなく、平穏理に終了したようである。

中曽根さんは確かにスケールの大きい政治家であった。
首相公選制を主唱していたくらいだから、憲法改正推進の先頭に立っておられたことは間違いない。

101歳で亡くなられたのだから、天寿を全うされたと言っていいだろう。

ご自分のご子息や孫が国会議員になるのをしっかりご自分の目で見届けられたのだから、普通の感覚で言えば、ご自分の人生には何の悔いも残らないはずだ。

しかし、実際には大変な悔いを残されて旅立たれたのではないかと思っている。

中曽根さんは、自ら憲法改正草案を起草されたり、独自の新しい憲法前文を提案されていた。
中曽根さんが提案された新しい憲法前文はやや古色蒼然としていて、若い方々には到底受け容れられないだろうな、と思ったが、中曽根さんが議員辞職後も憲法改正をご自分の最大の政治課題と認識されていたことは、当時衆議院の憲法調査会や自民党の憲法調査会に所属していた私にもよく分かった。

結局、中曽根さんの悲願は達成されないままに終わったことになる。
中曽根さんに、悔いはありませんか、と聞けば、多分自分の目の黒い内に憲法改正が実現出来なかったのは実に残念だ、くらいのことは仰ったかも知れないな、と思っている。

「中曽根さんの提案とはまったく中身は変わってしまうでしょうが、いつかは、私たちの手で、『新しい時代に相応しい新しい憲法』を制定したいと思っております。

それが、中曽根さんに対する私の追悼の言葉である。

なお、私の言う「新しい時代に相応しい新しい憲法」は、自民党がこれから起案しようとしている改憲4項目程度のものではない。
中曽根さんの思いはもっと深く、もっと広かったはずだ、というのが、私の率直な感想である。

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