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福島原子力、汚染処理水遂に海洋投棄決定へ


 福島県の東京電力第1原子力発電所事故から9年半、未だ多くの問題が残されている。私は環境大臣を辞任する直前の記者会見(令和元年9月10日)で汚染処理水を溜めた膨大なタンク量に対しては、「結局海洋投棄するしかない、安全性は確保される、但し風評被害は国が担保する」旨の発言を行った。一時大騒ぎになり、私も激しい非難を浴びたのだが、その後政府内での慎重かつ総合的な検討の上、遂に海洋投棄を軸に結論出すとの方針が決定された。今朝は殆どの朝刊がその旨を書く、朝早くには親しい新聞記者から「遂に先生の言われた通りになりましたね」と電話もくれた。

 私が誇るべきものは何もない。ただ在任中密かに調査分析を進め、結果を大臣見解として発表した、その内容が、1年後の今、政府の最終案として決定されようとしている。

 原子力は、言うまでもない、その運転管理の安全性について、また政治的社会的な側面から解決すべき課題は甚だ多いが、しかし一方でエネルギー政策上の重要性が減ずるわけではない。今回の処理水の処理などひとつひとつの解決を現実に積み上げることで、結局は「原子力エネルギー」という遠大な国家目標の実現に近づくことになる。私の行動が何ら役割を果たしたというなら、それは政治家として望外の成果と言わなければならない。

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