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「国民の生活が第一」の結党記念パーティーは盛会だった

 石原知事の辞任表明と新党構想で号外まで出た同じ25日に、東京のホテルニューオータニでは「国民の生活が第一」の結党記念パーティーが開かれていた。日刊ゲンダイネットによると、定員3000名のホールに人があふれ、入り切れなかった人も含めて4200名以上がホテル側の計測で確認されたという。同ホテルにとっても、これほどの人が集まるイベントは、この十数年来で最高記録だったということだ。

 小沢代表は謝辞の中で、消費増税の阻止と、10年以内の原発全面停止を実現すると熱弁を振るっている。

http://www.youtube.com/watch?v=CZblQ_D59To&feature=player_embedded

小沢氏らの視察団は、10月半ばにドイツを訪れ、脱原発政策の実施について、中央および地方の現状を見聞してきた。それを踏まえた報告と決意に大半の時間を割いている。

 「国民の生活が第一」は、衆議院で37名の議員を擁する第3党、参議院では12名の第4党の地位を占めている。その政党がこのような原発政策を公表したことは、決して小さなニュースではない。さらに、会費20000円のパーティーに4200名の客を集めたということは、ここだけで8000万円超の政治資金を集める能力があることを示している。

 私はこの事実を、新聞の隅で小さなベタ記事を見た以外には知らずにいた。気がついたのは「晴れのち曇り、時々パリ」さんのブログを昨夜見たからだった。国内で大手のテレビも新聞も完全に無視した情報を、海外在住の人が拾ってくれていたのだ。

 小沢新党のパーティーがあることは、事前に公表されていた。この日に石原都知事の緊急記者会見をぶつけたのは、「国民の生活が第一」の存在感を消したい意図があったのではないかと疑う余地がある。たまたま同日になったとしても、全くニュース価値がないという判断は、公正な感覚を欠いていると私は思う。

 小沢一郎が好きか嫌いかという次元の話ではない。日本の政治が今どうなっているか、その判断材料は公平に提供するのがマスコミの仕事だろうということだ。

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