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日本人の対中意見は、実は長年にわたって悪かった

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このピュー研究所の調査なんですが、なぜか日本の大手メディアではまったく取り上げられておらず、日本語で読めるものは外国の通信社新聞のもの、さらには大紀元のようなサイトの紹介だけ。

個人的にはこれはけっこう大ニュースだと思っているのですが、なぜ日本の大手メディアが扱ってくれないのでしょうか。

これには3つの理由が考えられると思っていますが、どれが正解かは私も決めかねております。

〜〜〜

日本人の中国嫌いはすでに知られたことなのでわざわざ扱う価値もないという判断。

ピュー研究所の調査結果の通り、すでに「嫌いである」という事実は日本人自身に幅広く知れ渡っていることであり、あえて指摘するほどないほど当然のこと。その証拠に、上の記事でも指摘されているように、昨年からの変化はたった1ポイント(の上昇)。

たとえ調査対象となった14カ国の中でトップとなる86%を記録していても、その数値は高止まりしていてほとんど動きがなく、安定しているというデータなので、いまさら扱っても意味はないという日本メディア各社の判断。

また、中国に対する厳しい意見は、えてして日本人の人種差別的な感情を暴いてしまうもの。だったらニュースにしたくない。

中国に「忖度」している。

日中記者交換協定などもあるため、日本の大手メディアは中国の印象を悪く与えるような事実は報道できない。

中国は日本にとっての最大の貿易取引相手国であり、このようなマイナスイメージになるようなことをわざわざ報道しても、無駄に北京を挑発するだけで、おとなしくビジネス取引だけしておきたい日本にとってはマイナスでしかない。

他国であるオーストラリアの感情悪化は、前年比で24ポイントアップで、日本に次ぐ全体2位の81%。これは日本の話ではないし、変化率が大きい(急激に悪化した)から、ニュースとして扱える。

日本人の平和を求める心

たしかにビジネス的には日本は中国と密接な関係がある。いくら人権的に問題があるといっても、騒ぎさえしなければ日本人は自分たちが他国のことをこれほど嫌っているということをわざわざ知りたくもない。

なんといっても日本は平和国家。14カ国で中国のイメージが最悪だと知ったところで、平穏な気持ちを乱されるだけ。だったらあえて知らせない方がいい。

※この理由は②と同じであるように見えるが、実際は大手メディアが忖度しているのは中国ではなく、あくまでも日本人側というのがミソ。

〜〜〜

と、このように軽く書いてみましたが、私は英字新聞であるジャパンタイムズ紙が、日本の大手新聞とは対照的にこのニュースに注目して取り上げたという事実。

一番気がかりなのは、これほど日本人の中で中国のイメージが悪いのに、大手メディアがそのような素振りをまったく見せないで、このような情報をスルーしていることでしょうか。

こういうことをしていると、いつか日本人の感情が爆発してしまうのでは、と私はかなり心配なのですが、余計なお世話でしょうか。

(ジャパンタイムズのHPより)

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