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震災復興、福島第一原発処理は重点政策でない石原新党に大騒ぎをして、「国民の生活が第一隠し」をするメディア

石原慎太郎が都知事の座からトンズラして、新党を立ち上げるという。
その重点政策は日経によれば、

・硬直した官僚支配構造の打破
・国の会計制度改革(財政への複式簿記やバランスシートの導入)
・衆院選挙制度の中選挙区制導入
・米軍横田基地の軍民共用化
・尖閣諸島の実効支配を強化
・自主憲法制定

だそうだ。都庁で役人に言われるがままをやってきた人物が、国政で官僚支配を打破できるはずもないが、何よりも驚くのは、この重点政策の中に、福島第一原発の処理や住民の避難、そして東北地方の震災後の復興という、本来、最重点にしなければならない政策が皆無なことだ。

自主憲法を制定して尖閣諸島の実効支配を強化、、、ってアホか。
いま問題なのは、福島を中心とする広範な「領土」が東京電力のお陰で失われつつあり、しかもそれが放置されていることである。しかもこの破局事故は収束もしていない。
にもかかわらず、そのことがまったく眼中にないのだから、石原新党は「耄碌ジジイ集団」と呼ぶしかない。

石原はまた、「国民の生活が第一の小沢一郎代表に関して『組むことはないだろう』と突き放した」(日経)そうだが、こんな耄碌ジジイ集団と組みたい勢力があるとしたら、同じレベルのアホというしかない。

「この国は堕落し退廃しきった老人たちが、勝手気ままに引きずりまわし、国民がそれについて何を言おうと耳をかそうともしない……」
丸山邦男著 『遊撃的マスコミ論』 遊撃的人物論-石原慎太郎 より)

これは石原が最初に参議院選挙に出馬した時の立候補宣言の一部だが、今の石原そのものである。
ところが、本日の日経では、石原が都知事職を放り投げたことを批判するでもなく、1面、総合、政治、社会、ついでにスポーツ(これは五輪誘致)まで入れて書き分ける念の入れようだ。

一方、昨日結党大会を開いた野党第二党の国民の生活が第一の記事はというと、、、

生活 結党大会で公認24人紹介
 ■生活 「国民の生活が第一」は25日、都内のホテルで結党大会を開いた。小沢一郎代表は「国民のための政治、政策を実現するため愚直にひた向きに努力する」と述べた。次期衆院選の第2次公認候補として、新人を含む24人を紹介した。

これだけ。
最近、「生活隠し」という言葉があるそうだが、これはもう意図的と言われても仕方がないだろう。

私は昨日、気弱な地上げ屋さんのオフ会に参加をしたが、結党大会帰りの人の話によれば、大盛況だったという(4000人以上集まったとのこと)。
それをここまで矮小化するのは立派な言論操作だが、裏を返せばそれだけメディアは国民の生活が第一が気になって仕方がないということでもある。

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