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杉田水脈氏の「お詫び」という言葉に反省なし だって女性蔑視ではなく敵視が信条ですから。黙認の自民党の責任は重い

 杉田水脈氏が一変して前言を翻し、「お詫び」をブログ上で行いました。
 自民党から注意処分を受けたことが「お詫び」の動機ですが、とにかくいつもの誤解だ、説明不足だという見苦しい観点からの注意だったので、杉田氏もとりあえず形ばかし謝っておけばいいかなあ程度の「お詫び」でした。

内閣第一部会・内閣第二部会合同会議に於ける私の発言について」(オフィシャルブログ)

 読んでみて、そのあまりのひどいさに驚くばかりです。いったい何をお詫びしたんだろうという内容です。
「今回改めて関係者から当時の私の発言を精査致しましたところ、最近報じられている慰安婦関係の民間団体の女性代表者の資金流用問題の例をあげて、なにごとも聖域視することなく議論すべきだと述べる中で、ご指摘の発言があったことを確認しましたので、先のブログの記載を訂正します。」
 問われているのは自身が何を述べたのかであって「発言の精査」って一体、何をどうしたのかが全く意味不明です。
 慰安婦問題が何故、出てくるのかも自身のこのブログでの説明では全くわかりません。
 今回の「お詫び」も結局、従軍慰安婦問題があまりに唐突で前後につながりがわかりません。これで日本のDV被害の援助団体について「聖域」なき議論ということとも直接の関連はなく、やはり意味不明なのです。それは前述したとおり、目的も含めて説明していないからです。

 杉田氏の真意はこちらです。
杉田水脈氏の問題発言「女性はいくらでもウソをつく」 唐突な従軍慰安婦問題の目的は別居時の子の「連れ去り」禁止の実現にある

DVなんてどうせ虚偽さ!


 杉田氏には未だに適当なことを言ってごまかそうとする姿勢がありありです。
 記者を集めての会見というわけにはいかないでしょう。突っ込まれて、行き詰まってしまうことは不可避だからです。
 杉田氏にとって女性は蔑視の対象ではなく、敵視の対象なのです。根底には女性に対する憎しみがあります。
 虚偽DVと子の「連れ去り」を言ってみたところで、普通の議員や国民には、理解できない主張です。それは「女はいくらでもウソをつく」という持論が根底にあるわけですが、それ自体には説得力がないことがわかり切っていることから、保守層を引っ張り込むために従軍慰安婦問題を持ち出すという狡猾さがあります。
 杉田氏にとっては女性蔑視ではなく、敵視です。

 しかし、自民党はこれで幕引きですか。ひどすぎます。
 どうやら衆議院議員選挙でも比例区で優遇されるそうです。
〝失言女王〟杉田水脈氏 次期衆院選でも党公認で出馬の公算」(東スポ2020年10月3日)
「自民党の参議院からも怒りの声が出ているのは、杉田氏が次期衆院選で前回同様に比例名簿上位で党から公認される可能性が高いからだ。」
 杉田氏の場合は「失言」ではありません。意図的に述べています。つい調子に乗ってしまったというものもでありません。女性敵視という悪意が根底にあります。
 自民党の男性議員の女性蔑視とは全く質が異なります。それを正確に理解する必要があります。
 杉田水脈氏を優遇する自民党の責任が問われます。

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