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自民党と民主党の違い

「最近、自民党と民主党の違いが分からないと言われ、愕然とすることがあります。自民党と違い、民主党の人材は多様です。民主党がこれまで共有してきた理念と言えば、行革・無駄遣いをなくす、地域主権、チルドレンファースト、共助、新しい公共などなど。次なる戦いに向けて、それらを形にする作業に入らねばなりません。」

贔屓の引き倒しと言うのは、こういうことを言う。

民主党の人材は多様です、と書いてあるので、さてどういう人を人材と看做しているのだろうかと考えたが、さっぱり考え付かない。
人材と言うからには、有用な人材を指すのだろうが、廃材扱いしたい人の顔を思い浮かべても役に立つ人材らしい人の顔が出てこない。
民主党の対外発信力が悪くて本当の人材の存在が表に出てこないのか、それとも人材らしい人材がいないから同じ顔ぶれで閣僚や党の主要役職の盥回しをしているのか。
私は、後者だと思っているのだが、筆者はそうではないと強弁するのだろう。

「自民党と民主党の違いが分からない」と言う人の気持ちはよく分かる。

野田民主党はこれまで自民党野田派のような振る舞いをしてきたのだから、根っからの民主党支持者からすれば、これが自分たちが求めてきた民主党内閣か、いや違う、自分たちが求めてきたものとは似ても似つかぬ似非民主党だ、ということになるはずだ。

(もっとも、自民党からすれば、自民党と民主党の違いが分からない、などと言われたのでは堪らないだろう。
自民党は政権与党でないのに、野田民主党が自民党に擦り寄ってきて、如何にも第2自民党のような振る舞いをしているという現状を、自民党の人たちはさぞ苦々しく思っていることだろうと思う。)

有用な人材がどこにいるか、と言えば、勿論自民党に多いが、この場合の自民党には落選議員やこれから国政に挑戦する候補者も含めて考えておく必要がある。
現時点では民主党の国会議員の方が数が多いのだから、双方で人材を一人づつ出し合ったら最後に残るのは民主党の国会議員だった、などということもないではない。

まあ、それほど驚くほどの人材が今の国会議員の中にいるわけではないから、私から言わせれば自民党も民主党もどっこいどっこい、ということになる。

そういう目でもう一度上記の文言を読むと、「多様な人材」とは書いてあるが、「有用な人材」とは書いてない。
人が大勢います、ぐらいな感じで読むと、決して嘘を書いているわけではないようにも読める。
さて、人材という用語の正式な定義は何だろうか。
人材も木材も大した違いはない、ということか。

冒頭の文章を書いているのは、民主党の明日を担うと期待されている細野氏である。
民主党のスター街道を驀進中だと言われているが、こういうことを書いているようでは余り期待しない方がよさそうである。

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