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当事者でもないのに怒り狂う善人たち

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ZOZOTOWN社長の前澤さんのツイートが炎上してます。

当事者でもないのに怒る人たちは何なんだろう

ZOZOTOWN社長がTwitterで大炎上」という記事をはじめ、概ね前澤さんを「不適切だ」と叩く意見が多いのですが、何だか前提として違和感を覚えます。

怒っている人たちは、何か実害を被ったのでしょうか?もしくはこの女子高生の友人、知人なのでしょうか?

インターネットの世界には、当事者でもないのに変な正義感をもって悪を裁こうとする人が無数に存在します。しかも当事者は何らその行為を問題視していないのに、周囲が異常に騒ぐことが多いのです。実際この件も、ツイートを発した女性は特に前澤さんの発言を問題視していないようです。

明らかに失敗の要素があることに対して、「プロならこうあるべきだ」と正義の刃を振りかざすことは簡単で、小学生にもできます。そして正義を語り、誰かを叩くのは、とても気持ちいいことです。僕はそういう人たちを「私刑執行人」と呼んでいます。

ここで真に難しいことは、「悪事」を犯した人の心理に思いを馳せ、その理由を探ることです。前澤さんの「暴言」を非難している人は、なぜ前澤さんがああいった発言をしたかについて、10秒でも考えたことがあるのでしょうか。例えば「脱社畜ブログ」の方などは、前澤さんの内心にしっかりと思いを馳せています。

僕は当事者でもないですし、前澤さんの気持ちを推測することもできないので、この件に関しては特にコメントをしようとは思いません。強いて心に思うところを意識的に引き出すとすれば、「ZOZOTOWNがこのぐらいの発言で失墜するようなら、その程度だったというだけなんだろう」なんてところです(もちろん、この程度の発言が業績に多大な影響を与えるとは思いませんが)。

インターネットに触れていると、人々の瑕疵を無数に見つけることになります。僕もさんざ失敗していますし、危ないこと言ってますし、しかも言ってることをコロコロ変えてますし、ツッコミどころだらけです。

が、そういう発言なり行為なりに振り回されて、ツッコンでばかりで、一生を終えるのって淋しくはないでしょうか。一度でいいので、善人であることを捨て、ペナルティエリアに飛び込み、自分が「ツッコミ」を受ける側に回ってはいかがでしょうか。「社会のため」なんて大言壮語は捨てて、自分の言葉を取り戻してはいかがでしょうか。

「当事者でもないのに怒り狂う善人たち」を見て、そんなことをいつも思います。

関連本。気分としてはかなり近い一冊だと思います(ブックレビュー)。

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一億総ツッコミ時代 (星海社新書) posted with ヨメレバ 槙田 雄司 講談社 2012-09-26 Amazon 楽天ブックス 図書館

こちらも名著。善人の悪辣さをえぐり出した一冊です(ブックレビュー)。

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善人ほど悪い奴はいない ニーチェの人間学 (角川oneテーマ21) posted with ヨメレバ 中島 義道 角川書店(角川グループパブリッシング) 2010-08-10 Amazon 楽天ブックス 図書館

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