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- 2020年09月30日 09:30
杉田水脈氏の問題発言「女性はいくらでもウソをつく」 唐突な従軍慰安婦問題の目的は別居時の子の「連れ去り」禁止の実現にある
杉田水脈氏が問題発言を否定しています。
しかし、その弁明はほとんど説得力はなく、杉田氏ならではの発言内容であるが故に弁明は何の意味もなく、かえって杉田氏への批判が広がっています。
議員辞職を求める声が起きるのも当然のことでしょう。
どうしても潜在しがちな被害女性を救済するのかということが課題になっている中で「女性はいくらでもウソをつく」というのはいくら何でも問題で、杉田氏が弁明しているような嘘をつく女性への対応というのもその動機がいかにして女性が嘘つきであり、救済制度を機能させまいとするところにあるために、下手な弁明にしかなっていません。
「杉田水脈氏の発言、橋本聖子氏「残念」 9万件の署名も」(朝日新聞2020年9月29日)
「橋本聖子男女共同参画相は29日、自民党の杉田水脈(みお)衆院議員が女性への性暴力被害支援事業に絡んで「女性はいくらでもウソをつける」と発言したとされることについて批判した。閣議後会見で、被害者支援に取り組む職員を引き合いにし、「努力されている方を踏みにじるような発言であり、非常に残念だ」と述べた。」
もともと杉田氏にとっては、女性は「いくらでもウソをつく」存在でしかありません。
「杉田水脈氏に問われているのは「女性はいくらでも嘘をつく」は正しいの? 間違ってるの? 自民党はいつまでかばい立てをするのか」
その発想は敵意むき出しです。内閣第一部会・内閣第二部会合同会議での男女共同参画の来年度要求予算額の話から何故、従軍慰安婦問題が出てきたのかが不思議でした。
ご本人の弁明
「一部報道における私の発言について」(オフィシャルブログ)
この弁明自体ははっきりいって論旨不明なのですが、突如として出てきた従軍慰安婦問題は、これを持ち出すことによって保守層へのアピールをしたかったからです。
杉田水脈氏の持論であるDV被害者である女性が「いくらでもウソをつく」なんて誰も相手にしたりはしません。
杉田水脈氏の配信する動画をみてください。
杉田水脈議員・子供の連れ去りと弁護士の100%勝つ離婚ビジネス
本当にこんなウソをつく女性ばかりなの??
と普通の感覚があればこの杉田氏の発言こそウソだろ、いい加減だいう感覚を持ちます。
中には「うそをつく」女性がいるのも事実ですが、被害を訴える女性のほとんどが嘘をついているかのような主張には誰も見向きもされないのは当然のことです。
それにもかかわらず杉田氏は、「女性はいくらでもウソをつく」という自らの主張に振り向かせるために従軍慰安婦問題を持ち出したんだろうと思います。従軍慰安婦問題に反発している保守層の「常識」に訴えようとしたわけです。
杉田氏が「女性はいくらでもウソをつく」としたいのは、女性の被害申告を虚偽DVが蔓延っているとして別居時の子の「連れ去り」を禁止したいからです。
DV被害者を保護しようとすればするほど、子を連れて出ることが助長されかねない、そうした危機意識が根底にあったものと思われます。
「連れ去り」を禁止せよと主張している人たちは、DV被害をとにかく限定的に解釈しようとします。
「Q 共同養育支援法(旧名称:親子断絶防止法)の「連れ去り」禁止の問題点はどこにありますか。」
暴力を伴うもので、客観的な有罪証拠がそろっているもの
これだけがDV被害とされます。つまり殴られても有罪となる客観証拠がない場合にはDVとはならない、という認識なのです。ここでは被害者の証言は何の意味も持ちません。虚偽DVとして扱われるのです。
被害者証言しかない場合でも警察による強制捜査などにより、事件として立件される場合もありますが、それで有罪になるような場合でなければ、やはりDVではないとされます。
「DV」でもないのに子を連れて別居することを子の「連れ去り」として禁止せよと主張しているのですが、こうした「連れ去り」禁止を実現するためには、このようにDVを極めて限定的にする必要が出てくるのです。
このような「連れ去り」を禁止してしまってはDV被害者を守れないのは常識です。子を人質に取られているようなもので、出て行けるはずがありません。
どうせ虚偽DVだろ!

そこで改めて杉田水脈氏の前掲動画配信をみてください。
ここでいうウソとは「連れ去り」禁止から導かれるDV(客観証拠により有罪が認定できる場合に限定)には該当しないにも関わらず、DVだと主張することを指しているとすれば、この杉田氏の発言の問題性がよくわかると思います。
DVの被害申告は虚偽だ、それを保守派にアピールするために従軍慰安婦問題を持ち出したというのが真相だと思います。悪質な政治利用です。
女性蔑視の塊、偏見の塊、DV被害に苦しむ女性への敵視以外なにものでもありません。
しかし、その弁明はほとんど説得力はなく、杉田氏ならではの発言内容であるが故に弁明は何の意味もなく、かえって杉田氏への批判が広がっています。
議員辞職を求める声が起きるのも当然のことでしょう。
どうしても潜在しがちな被害女性を救済するのかということが課題になっている中で「女性はいくらでもウソをつく」というのはいくら何でも問題で、杉田氏が弁明しているような嘘をつく女性への対応というのもその動機がいかにして女性が嘘つきであり、救済制度を機能させまいとするところにあるために、下手な弁明にしかなっていません。
「杉田水脈氏の発言、橋本聖子氏「残念」 9万件の署名も」(朝日新聞2020年9月29日)
「橋本聖子男女共同参画相は29日、自民党の杉田水脈(みお)衆院議員が女性への性暴力被害支援事業に絡んで「女性はいくらでもウソをつける」と発言したとされることについて批判した。閣議後会見で、被害者支援に取り組む職員を引き合いにし、「努力されている方を踏みにじるような発言であり、非常に残念だ」と述べた。」
もともと杉田氏にとっては、女性は「いくらでもウソをつく」存在でしかありません。
「杉田水脈氏に問われているのは「女性はいくらでも嘘をつく」は正しいの? 間違ってるの? 自民党はいつまでかばい立てをするのか」
その発想は敵意むき出しです。内閣第一部会・内閣第二部会合同会議での男女共同参画の来年度要求予算額の話から何故、従軍慰安婦問題が出てきたのかが不思議でした。
ご本人の弁明
「一部報道における私の発言について」(オフィシャルブログ)
この弁明自体ははっきりいって論旨不明なのですが、突如として出てきた従軍慰安婦問題は、これを持ち出すことによって保守層へのアピールをしたかったからです。
杉田水脈氏の持論であるDV被害者である女性が「いくらでもウソをつく」なんて誰も相手にしたりはしません。
杉田水脈氏の配信する動画をみてください。
杉田水脈議員・子供の連れ去りと弁護士の100%勝つ離婚ビジネス
本当にこんなウソをつく女性ばかりなの??
と普通の感覚があればこの杉田氏の発言こそウソだろ、いい加減だいう感覚を持ちます。
中には「うそをつく」女性がいるのも事実ですが、被害を訴える女性のほとんどが嘘をついているかのような主張には誰も見向きもされないのは当然のことです。
それにもかかわらず杉田氏は、「女性はいくらでもウソをつく」という自らの主張に振り向かせるために従軍慰安婦問題を持ち出したんだろうと思います。従軍慰安婦問題に反発している保守層の「常識」に訴えようとしたわけです。
杉田氏が「女性はいくらでもウソをつく」としたいのは、女性の被害申告を虚偽DVが蔓延っているとして別居時の子の「連れ去り」を禁止したいからです。
DV被害者を保護しようとすればするほど、子を連れて出ることが助長されかねない、そうした危機意識が根底にあったものと思われます。
「連れ去り」を禁止せよと主張している人たちは、DV被害をとにかく限定的に解釈しようとします。
「Q 共同養育支援法(旧名称:親子断絶防止法)の「連れ去り」禁止の問題点はどこにありますか。」
暴力を伴うもので、客観的な有罪証拠がそろっているもの
これだけがDV被害とされます。つまり殴られても有罪となる客観証拠がない場合にはDVとはならない、という認識なのです。ここでは被害者の証言は何の意味も持ちません。虚偽DVとして扱われるのです。
被害者証言しかない場合でも警察による強制捜査などにより、事件として立件される場合もありますが、それで有罪になるような場合でなければ、やはりDVではないとされます。
「DV」でもないのに子を連れて別居することを子の「連れ去り」として禁止せよと主張しているのですが、こうした「連れ去り」禁止を実現するためには、このようにDVを極めて限定的にする必要が出てくるのです。
このような「連れ去り」を禁止してしまってはDV被害者を守れないのは常識です。子を人質に取られているようなもので、出て行けるはずがありません。
どうせ虚偽DVだろ!

そこで改めて杉田水脈氏の前掲動画配信をみてください。
ここでいうウソとは「連れ去り」禁止から導かれるDV(客観証拠により有罪が認定できる場合に限定)には該当しないにも関わらず、DVだと主張することを指しているとすれば、この杉田氏の発言の問題性がよくわかると思います。
DVの被害申告は虚偽だ、それを保守派にアピールするために従軍慰安婦問題を持ち出したというのが真相だと思います。悪質な政治利用です。
女性蔑視の塊、偏見の塊、DV被害に苦しむ女性への敵視以外なにものでもありません。