- 2020年09月27日 09:04
FAX廃止の本丸、実は「書類文化」にあり?!名刺のペーパレス化はいつになるだろうか…
1/2こんばんは、音喜多駿(参議院議員 / 東京都選出)です。
昨日のブログに引き続き、今日もデジタル化ネタです。
ハンコの次は“FAX廃止”【news23】 https://t.co/dzFqfA69K4 @YouTubeより
— 河野太郎 (@konotarogomame) September 26, 2020
「ハンコの次はFAX廃止!」
ということで、狙いは的確だと思います。2013年に私自身が都議会議員として政治・行政の世界に入ってきた際、FAX利用率のあまりの高さに衝撃を受けたものです。
当時、自分の事務所にFAXを設置する気はなかったのですが、重要連絡のほとんどがFAXでくるのでやむなく設置した記憶が。。
昨年国会に来てからも、まだまだメインの連絡手段が「FAX」である状態はあまり変わりません。
ただこれ、FAXを単なる「通信手段」だと考える場合が多いと思うのですが、廃止にあたっての本丸は「紙文化・書類文化」そのものなんですよね。
どういうことかと言いますと、単なる通信手段として考えた場合、実は「書類」をベースに考えるとFAXの方が優れている・便利だということになります。
「書類」で保管・運用することが基本となっている場合、
・送信者側は書類をPDF化する手間が発生
↓
・受信者側は送られてきたPDFファイルを印刷する手間が発生
することになります。FAXだったら、どちらも一発送信すればその後は送ったものor送られたものをファイリングするだけなので、FAXの方が工数が少ないということになるわけですね。
なので、
「『紙』の資料で議員に渡す」
「資料は『紙』で会議の卓上に配布する」
「終わった後は『紙』でファイリングして保存しておく」
などの紙文化・書類文化そのものが見直されない限り、FAXは便利な通信手段として生き残っていくことになります。
これはなかなかスケールの大きい闘いになりますが、ぜひ次世代のためにもここらでケリをつけたいところですし、河野行革担当大臣の方針を応援したいと思います。
- 音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)
- 参・維新/政治をアップデートする。日本初の「ブロガー議員」