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「iPS細胞研究の進展(山中教授)」と支援の緊急性

リンク先を見る10月15日、ノーベル賞を受賞された京都大学iPS細胞研究所の山中伸弥教授が、さい帯血国際患者支援の会の有田美智世理事長とともに、公明党再生医療PTに御多忙のなかで出席してくださいました。「iPS細胞研究の進展」と題しての講演でした。また講演に先立ち懇談することができました。

「2007年、ヒトiPS細胞樹立の時、政府の迅速な支援によってここまでくることができた」「今年、造血幹細胞移植提供推進法を成立させていただいた」と冒頭、丁寧な感謝の言葉があり、誠実な姿勢に感銘いたしました。

そして、「iPS細胞とは」「iPS細胞の特徴」「血液や皮膚の細胞からiPS細胞をつくり、それが、神経細胞がパーキンソン病に、網膜、角膜細胞が眼疾患に、心筋細胞が心疾患に、神経幹細胞が脊髄損傷に、血小板が血液疾患に、画期的な再生医療となる」「その再生医療にはiPS細胞ストックが大切」「白血病の治療に必要な、さい帯血からは良質なiPS細胞がつくられる。保存から10年で廃棄されてしまうが、このさい帯血という宝の山をiPS細胞という形で患者さんのために使えないかと思っている。再同意の課題、iPS細胞ストックに関する指針の整備など、具体的な課題解決に協力してほしい」「iPS細胞の研究で、今は世界のトップを走っているが、待っている人のこと、世界競争のなかにあることなどを考えると、一刻も早く移植可能なレベルのiPS細胞を実現したいと焦りにも似た気持ちだ」などと、語ってくれました。

リンク先を見る懇談のなかで山中教授は「2007年11月のヒト細胞樹立の時は、すぐ支援をしていただいた」と語っていましたが、当時は自公政権。じつはこの支援には歴史があります。

山中教授が、受賞の決め手となった論文が出されたのは2006年8月。ヒトiPS細胞の樹立は2007年ですが、国として「再生医療研究」に予算がつけられたのは2003年。その後6年間で3億円(年5000万円)というものでした。

2007年でこれは終了。世界から山中教授に「是非来てください。研究費も出します」と、いわば引き抜きが始まっていた時でした。自公政権では、「経済財政諮問会議」と「総合科学技術会議」を戦略の2本柱としており、「総合科学技術会議」は、日本の未来のために「選択と集中」――まさに先端技術開発に力を入れようとしており、私たち公明党はその推進力となっていました。

2008年、「2003年~2007年の6年間で3億円」だったものを、この年から一気に毎年45億円以上。さらにiPS研究所をつくることを決定。さらに2009年には、山中教授のチームに今後5年間で100億円規模を、それに加えることを決めました。懇談のなかで語っている国の支援の加速です。私自身、「この山中教授の研究を日本から流出させてはならない」と主張した経緯があり、自公政権時代に財政難にもかかわらず、この科学技術振興費だけは常に増やし続けてきたというのが実状です。

2009年9月、民主党政権となり、科学技術予算は容赦なく事業仕分けの対象となってしまいます。あの、スーパーコンピューターで「2番ではダメですか」という言葉を想起する人も多いと思います。山中教授のプロジェクトも100億円規模が50億円に削られるという残念な結果となりました。それだけではなく自公政権(麻生)の時の2009年度補正予算で「最先端研究開発プログラム」を創設して集中的に力を入れ、山中教授の研究チームも含む2700億円の予算としましたが、それを民主党政権では1000億円に大幅減額してしまったのです。

この日の講演と懇談を通じて、世界の激しい競争のなか、さらにさらに、オールジャパン体制で世界に先駆けての再生医療の実現に国はもちろんのこと、いろいろなレベルでの幅広い支援が大切であることを痛感、決意をしました。

頑張ります。

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