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【アマゾン】、問題作のIoT製品を発表!ペットをノイローゼにする爆音防犯ドローン?

■IoTとは「モノのインターネット(Internet of Things)」で、従来インターネットに接続されていなかった様々な製品がネットに接続され互いに情報交換をすることで暮らしが便利になることだ。

IoTで最も成功しているのが防犯グッズ。例えば玄関にあるドアベルにカメラを搭載することで、自宅から離れていてもスマートフォンでカメラに映った相手を確認できたりする。

一方でIoTの新製品の中には、あらゆるモノをネットワーク化してしまうことで一見して「王様のアイディア」的グッズも少なくない。

「あったら便利かも」と一瞬思えるのだが、実際にはそれほど使わない機能だったりする。そのメリットもよくわからないのだ。しかも日常的にある製品が極めて高額になるから誰も手がでない。

むしろIoT製品の多くが、好奇心旺盛で新しいモノ好きでも手が出ないようなシロモノばかりだ。

使えないIoTで象徴的だったのはセンサーが内蔵されているハイテク仕様のバスケットボール「94フィフティ・バスケットボール(94Fifty basketball)」。

スマートフォンと連動したバスケットボールでドリブルすると、スマホ・アプリにドリブル回数が表示されるのだ。他にはシュート時のボールの速度や角度、回転数、ボールの軌道を即座に分析しアプリに表示する機能もある。

長時間のドリブルやすさまじい速度になる落下スピード等、内部センサーの耐久性の疑問を残したまま価格が200ドルと極めて高額だ。

一体、いつ、だれが、なんのために200ドルも払ってドリブル回数や投げたボールのスピード等のデータをスマートフォンでチェックしたいのだろうか?

7年前に発表されたハイテク・バスケットボール以外にも、IoT化したティッシュ・ボックスやゴミ箱、ペーバータオル・ホルダー等、色とりどりの失敗作がある。

この失敗リストに新たに入りそうなIoT製品が大手IT企業によって発表された。

 ネット通販最大手のアマゾンは24日、屋内型防犯用セキュリティカメラ内蔵ドローン「リング・オールウェイズ・ホームカム(Ring Always Home Cam)」を発表した。

来年に発売を予定しているドローンは留守宅時に家の中を障害物を避けながら自律的に飛行することで、ドローンのカメラが捉えた自宅内の様子をスマートフォンでモニターすることができるというものだ。

リング・オールウェイズ・ホームカムは利用者が事前に設定したルートを飛行するようにスケジュール管理も可能だ。例えば留守中、ストーブや電化製品等をちゃんと切っているか、窓は閉まっているか、玄関のドアのカギがかかっているかを飛び回って確認できるのだ。

もしくは泥棒が入ったときなど、室内の動作を感知して自動で飛行する。飛行ノイズも小さくないので、空き巣狙いを驚かす効果もあるという。

ただし小型ドローンは手動で飛行させることはできず、飛行中に一度だけ録画を開始するような設計だ。

プライバシーに配慮しており、本体の充電ケースにドッキングしているときには、カメラのレンズは物理的にブロックされる。

防犯用ドローンの価格は250ドル。防犯に活かすために条件がつくドローンとしては決して安くはない。

その条件とは留守中に家中を飛び回らせるため、出かける前にすべての部屋のドアを開けておかなければならないことだ。

部屋のドアをちゃんと開けて外出できる人がストーブや電化製品等をオフにすることを忘れるとは考えにくい。窓が閉まっているか、玄関のドアのカギがかかっているかも同じだ。

またモーション・センサーによってドローンが飛び出すことでペットがいる家庭では使えない。飼い主の不在中、爆音を発しながら飛び回るドローンにペットも落ち着かないどころか、恐怖に陥れてしまう。いつもなら泥棒に吠える番犬も、ノイローゼになってしまうのだ。

250ドルを防犯に費やせる家庭なら、部屋用カメラを複数台を設置できるはずだ。そもそもコロナ禍により今は旅行に出かけられないという事情もある(発売は来年だが)。

 問題作というより失敗作になりそうな屋内型防犯用セキュリティカメラ内蔵ドローンは来年、4月1日に発売されることになるだろう。

トップ動画:「次レベルの室内用自立飛行防犯カメラ(Next-Level Autonomously Flying Indoor Security Camera)」のリング・オールウェイズ・ホームカム。次レベルというか、斜め上を行く問題作だ。

⇒こんにちは!アメリカン流通コンサルタントの後藤文俊です。アマゾンが発表した新エコー等は今ひとつ話題性にかけるようです(クビ振るエコーは望んでねぇし)。一方で面白い問題作、屋内型防犯用セキュリティカメラ内蔵ドローンを発表してくれました。なんだか新入社員のブレインストーミング時に出たアイディアのような商品ですが、250ドルではまず売れません(まったく売れなくて投げ売りして50ドルぐらい劇的に安くなれば売れます)。

 そもそも論として、盗難が多発(留守中は毎回狙われている?)するような所に住んでいる人は、防犯に250ドルも出せないということがあります。低所得者層を狙った空き巣なら、なんなら防犯ドローン自体が盗まれてしまうかも。で、このドローンが使える所はあまりありません。病院や学校、ホテルの廃墟においておき、肝試しに来た若者を驚かすぐらいでしょうか。誰もいないのに突然飛行して、撮影した動画に原因不明の動く影が映ってるぐらいでしょう(笑)。ガジェット系ユーチューバーのネタになるぐらいかなぁ?

 アマゾンは数年前にも大失敗したスマートフォンを発売しています。あれに懲りて問題作?は招待制で購入できるようにしています。今回も黒歴史ですね。

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