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餃子の王将出町柳店、10月末閉店の報道。

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「なんやこの書面は!」
「ご指示通り、訂正しました」
「全然直ってへんやないか!」

その日の半年ほど前から、このような会話の後に、私は、
「申し訳ありません、やり直します」
と答えていた。

しかし、その日は、私の我慢も限界に来ていた・・・・。

 もう20年近くも前になるだろうか。

 私がイソ弁時代のことである。

 私はボス弁3人の事務所に一人目のイソ弁(勤務弁護士)として入所したのだが、ボス3人がそれぞれ独立して事件をこなしている中、3人からあれこれ仕事を振られる状況だった。3人ともやり方が違う上に、それぞれが急ぎだといってくるので、1人のボスの仕事を片付けていると、他のボスが頼んだ仕事はまだかとせっつくなど、対応がとても困難だった。
 そこで要領悪くバタバタしていた私が気に食わなかったのか、ある時期から、1人のボスから何かにつけて(私から見ればだが)過度に叱られるようになった。

 もちろん相手はベテラン弁護士なので、新米弁護士のアラなど、探せばいくらでも出てくる。
 それをいちいち取り上げて、叱られるようになったのだ。叱られていないときはたいてい無視である。

 ボスの書面を指示通りに直せば、「工夫がない、事務員で足りる」と言われ、指示を私なりにより良いと思う表現に変更すれば「指示を守らんで、何をしている」と言われ、そのくせボスが提出する書面には私が変更・訂正した表現や理屈を使っていたりする場合が何度もあるなど、私はどうすれば良いか分からなくなり、相当精神的に疲弊していた。1人のボスは同情してくれて優しい言葉を掛けてくれたが、それでストレスが解消されるものでもなかった。

 今の時代であれば、パワーハラスメントに近いボスの行為だったと思うが、正直言って、事務所に出ること、通勤電車に乗ること、朝起きること、そして朝起きるために寝ること、その全てが辛く、そして嫌になっていた。

 ある日、駅の階段の上り下りもきつくなり、医者に行くと、肝臓の検査結果の数値が相当悪くなっているということで、強く入院を勧められた。原因はストレスではないかということだった。

 私はもう限界に近づいていた。

 もちろん、私の人間としての未熟さがあったとは思うし、社会人としては失格だったかもしれないが、ついに言ってはいけない言葉を返してしまったのだ。

 私は、ボスに対し「申し訳ありません、やり直します」と答えず、

 「いいえ、これが先生のご指示通りの訂正です」

 と答えてしまったのだ。

 思いがけない反応だったのか、ボスの顔色がさっと赤くなり、「そんな指示、わしが出すはずない!」と怒気を孕んだ大きな声が返ってきた。迫力はあった。

 しかし私も限界に来ており、もう引くに引けなかった。私は、ボスが私に渡した訂正指示の書面を、「これがご指示です」とボスの目の前に突き出した。

 その後のやり取りは、良く覚えていないが、立ったままでボスから叱責を受け続けていると、猛烈な吐き気を催してきたので、「スミマセン、ちょっと吐いてきます」とトイレに向かい、さんざん吐いた記憶は残っている。

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