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いったい何を合意したのか?

ロイターに、フランス政府筋は、ESMによる銀行への資本注入が2013年1Qに実施する可能性があると述べたようです。監督が実施され次第可能で、2013年の1月か2月の実施を望んではいるは、その見込みは低く、実現には少なくても第1四半期が必要だとの見解を述べています。また、2014年初めまでに域内6000行をECBの監督下に置くことを目指すことで合意したとも言っています。

このニュース(日本語)は、8時39分でした。「なんだ、銀行同盟の合意は困難と言われてた割には、あっさり、合意したんだな」と多少の驚きをもってニュースを読んでいました。

当然、ブログに書いておこうと思ってのですが、9時17分にロイターから、「おやっ」と思うニュースがでました。 それは、ドイツ政府筋は、ESMによる銀行への直接資本注入について、銀行監督一元化の実現後に始めて可能となり、2013年初めに実施される可能性は非常に小さいと言っているのです。

また、ECBの監督権限については、ECBはシステム的に重要な銀行の監督を担当し、必要に応じて他の銀行も対象とするとし、ユーロ圏の6000行すべてを対象としないと言っています。

なんだか、まるで違いますね。

首脳会議後の声明文では、銀行監督一元化に向けた「法的枠組みで合意しつつある」ことを示しているようです。 (厳密には、合意していない…) つまり、決まっていない、ドイツもフランスも自分に都合のいいような発言をしているだけなのですかね。

ところで、何がそんな問題なのか?

そもそも、銀行と各国政府の負の連鎖を断つために銀行を各国政府の監督からユーロの監督へと移管するというのが目的です。 これは、これで、良いことなのですが、ユーロ圏には約6000の銀行があり、「どうやって監督するの?」というのが、ドイツの素朴な疑問。 実際に監督するとなると、人も資金もシステムも、必要となりますね。 そんな機関は、一朝一夕には作れませんよね。 しかし、フランスなどは、できるだけ早く銀行と政府の関係を切りたいのだですね。 ですから、ESMからの直接資本注入を出来るだけ早くしたいのです。

とりあえず、主要行だけでも、なんて考えもあるのですが、問題は、主要行ではないので、政府と銀行の負の連鎖を断つことにはならないのです。

このように、銀行監督の一元化は、金融システムの安定には良いことなのでしょうが、こんなことを実現するには、当然、お金が必要です。 6000行を監督するのは、そりゃ、大変ですよ。 つまり、「誰がコスト負担するの?」ということですね。

監督する機関を作るのもお金が必要ですし、資本注入が必要な銀行は、重債務国の中小銀行が多いのです。 また、遡及効の問題もありますね。 ドイツとしては、ドイツの負担が増えるばかりの政策には、どうしても、「はい、OK」と言えないのです。

いったい、欧州首脳会議って、何が決まるのか、毎回、良く分からないですね…

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