記事

日本にいるなら、「歪み」を見つけないと、稼げる人にはなれない

投資でもビジネスでも、収益の源泉は2つしかありません。

「成長」と「歪み」です。

成長とは、マーケット全体が広がっていく状態です。例えば、日本も昭和30年代、40年代は高度経済成長で、市場が拡大していきました。世の中全体が7%、8%と年間で成長していくのですから、中にいるだけで、誰でも豊かになっていきます。努力しない平均以下の人であっても、3%、4%と黙っていても、全体の成長から果実を受け取ることができたのです。

今の日本を見ると、この成長からのリターンはあまり期待できないように見えます。

ビジネスにおいても、市場の成長期はある程度の成功を収めるのは難しくありません。新しい産業が生まれると、そこに多くの企業が乱立して競争を始める。最初は、全体が大きくなる中でそれぞれの企業も急成長しますが、市場の成長が止まると、誰でもうまくいく状態ではなくなります。

例えば、外食産業でもファミレスの草創期は、様々な業態が進出して、市場規模が大きくなっていきましたが、成熟産業になると、他社と同じことをやっていても儲からないようになります。

その時に収益の源泉となるのが、「歪み」だと思います。

何かおかしな状態にあるものを、正常にしていく。そこにビジネスチャンスがあり、投資の収益機会が生まれます。

ビジネスなら利用者の不満、規制による非効率、業界慣行による不便・・・これらの歪みを解決することで、企業は成長できるようになります。

投資の世界でも同じです。何らかの理由で売られすぎた銘柄、市場の期待が高まりすぎて高くなりすぎた銘柄。そのような市場の歪みを見つけることができれば、リターンに結び付けられます。

日本国内では成長の機会を見つけることは、難しくなってきました。人口が減少していく中、多くの市場が縮小していくことが予想されるからです(高齢者は増えるので、高齢者ビジネスは成長産業かもしれませんが)。

新興国をはじめとする成長するエリアに出ていくか、あるいは国内で歪みを見つけていくのか。日本人の仕事とお金は、大きな流れとしてこの2つに収れんするのではないかと予想しています。

あわせて読みたい

「マネー」の記事一覧へ

トピックス

  1. 一覧を見る

ランキング

  1. 1

    逮捕されても臆することなく、取材を続けよう〜田原総一朗インタビュー

    田原総一朗

    07月28日 08:07

  2. 2

    東京3000人は五輪強行開催によるモラル崩壊の証。もう誰も自粛しない

    かさこ

    07月28日 08:46

  3. 3

    酷暑下の札幌五輪マラソン 市民の冷ややかな声も少なくない

    NEWSポストセブン

    07月27日 09:36

  4. 4

    中国、ロシア製ワクチンと立憲民主と共産党 まあ少し可哀想ではあるけど、ブレインが悪いのとセンスがないというだけ

    中村ゆきつぐ

    07月27日 08:26

  5. 5

    西村大臣の酒類販売事業者への要請撤回 首相官邸の独断に官僚からも疑問の声

    舛添要一

    07月28日 08:34

  6. 6

    ファイザー製ワクチン、接種から7カ月で抗体レベル減少 デルタ株への免疫力低下も

    ABEMA TIMES

    07月27日 15:33

  7. 7

    プロフェッショナルなサービス、人はそれを必要とするか?

    ヒロ

    07月27日 11:31

  8. 8

    米・伊選手団が食堂で「マスクなし大宴会」 五輪選手村スタッフが目撃

    NEWSポストセブン

    07月28日 08:44

  9. 9

    野球は7回、サッカーは60分に!若者のスポーツ観戦離れを「時短化」で食い止めろ

    土屋礼央

    07月27日 08:11

  10. 10

    東京の新規感染者数が2848人…「緊急事態宣言って何」の声

    女性自身

    07月27日 21:31

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。