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又トランプ叩きフェイクニュース

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古森義久(ジャーナリスト・麗澤大学特別教授)

【まとめ】

・米民主党のトランプ叩きに日本メディアも同調。

・トランプ政権はアトランティック誌の記事を全面的に否定

・アトランティック誌の社主長年の民主党支持者。

アメリカ大統領選挙が近づくにつれ、民主党側のトランプ叩きが勢いをさらに増してきた。民主党側が主要メディアを味方につけてのトランプ大統領への非難や糾弾にはどうみても事実とは思えない実例が絶えない。選挙戦略の色濃い虚構の情報までが飛び交うこととなる。日本の主要メディアもそのトランプ叩きの虚報を伝えてしまう結果ともなる。

朝日新聞など日本の主要メディアが最近、伝えた「トランプ大統領が米軍戦死将兵を『負け犬』とののしった」という報道もどうやらそんな実例のようである。

朝日新聞の9月6日付朝刊に以下のような記事が掲載された。

トランプ大統領、戦死兵に「負け犬、間抜け」 米誌報道 ワシントン=園田耕司

米誌アトランティックは9月3日、トランプ米大統領が2018年11月にパリ近郊にある米軍兵士の墓地を訪れる当日の朝、「なぜ私が墓地に行かないといけないのか? 大勢の負け犬が埋まっている場所だ」と述べ、訪問中止を決めていたと報じた。トランプ氏はこれまで愛国心の重要さを訴え、米軍を最も愛する大統領として振る舞ってきただけに、大統領選直前の今回の報道は大きな痛手だ。

同誌が複数の関係者の話として伝えた。墓地は第1次世界大戦で戦死した米海兵隊員のもの。トランプ氏は戦死した1800人超の海兵隊員を「間抜けども」とも呼んだという。トランプ氏は訪問中止を「雨でヘリコプターが飛行できなかった」と説明していたが、実際は雨で髪形が乱れるのを嫌がったためという》

以上が朝日新聞の記事の本体だった。一読すればわかるように、アメリカの雑誌「アトランティック」の記事の情報の転載だった。そしてその記事の別項として以下の記述をつけていた。

《トランプ氏は同誌の報道を「完全にウソだ」と全面的に否定。大統領選の民主党候補のバイデン前副大統領は4日の記者会見で「もし(トランプ氏の)言葉が本当ならば、彼はすべての米軍兵士に心から謝罪しなければいけない」と強い口調で批判した》

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