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新型「フェアレディZ」は新生日産の象徴モデルになれるか

日産は16日、新型「フェアレディZ」のプロトタイプをオンラインで世界に初公開しました。プロトタイプの時点でこれほど大々的に披露イベントを開催するのは、例のないことです。日産はなぜ、プロトタイプの世界公開に踏み切ったのでしょうか。

※「フェアレディZ」のプロトタイプ

「ピュアスポーツカーのZは、日産のスピリットそのものです。伝統に忠実に、Zの期待に応えたい」。オンラインイベントの冒頭、日産社長の内田誠氏は、白Tシャツ、ジャケット姿でニッサンパビリオンに登壇し、そのように述べました。

日産が異例のプロトタイプの世界公開に踏み切ったのは、「フェアレディZ」の次世代モデルが、新生日産を象徴するモデルの一台だからです。

社長の内田氏は、5月28日に行われた事業構造改革計画「NISSAN NEXT」の中で、今後18か月の間で12車種の新型モデルを投入すると発表しました。新型「フェアレディZ」はそのうちの一台であり、日産復活のカギを握っているんですね。

「プロトタイプの時点でお見せするのは、極めて異例です」と、チーフ・プロダクト・スペシャリストの田村宏志氏はオンライン披露イベントで述べました。

プロトタイプとは、商品化を前提とした試作車を指します。プロトタイプでテストを繰り返したのち、量産モデルへと移行するんですね。

「自信のないものは見せられない。納得できる形ができるまで、世の中に見せちゃダメという気合いがありました」と、田村氏は語りました。

異例のプロトタイプのイベント開催は、日産の復活に向けての自信のあらわれと見るべきなのか、あるいは新型車の不足に苦しむがゆえの苦肉の策と見るべきなのか。

内田氏は、自身も「Zの大ファン」であると明かし、「93年にガンメタのマニュアル車を買った」というエピソードを披露しました。

イベントでお披露目されたプロトタイプは、2ドアの6速マニュアル車です。「体がクルマとつながる感じを体感してもらえると思います」と、田村氏は語りました。

新型「フェアレディZ」は新生日産の象徴になれるかどうか。事業構造改革計画「NISSAN NEXT」の中でも、重要なモデルと位置づけられているだけに、期待がかかっています。

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