- 2012年10月17日 10:32
第5回中央委員会総会/志位委員長の結語
1/2日本共産党の第5回中央委員会総会で15日、志位和夫委員長がおこなった討論の結語は次のとおりです。
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画像を見る (写真)結語を述べる志位和夫委員長=15日、党本部 |
みなさん、2日間の会議、ご苦労さまでした。私は、幹部会を代表して討論の結語をおこないます。
この総会では、2日間で60人の同志が発言しました。そのすべてが幹部会報告を積極的に受け止め、深め、躍進への決意が語られた、きわめて充実した討論となりました。緊張のなかにも笑いありの明るい総会になったと思います。全国では、インターネット中継で、約1万3千人が幹部会報告を視聴し、1000通をこえる感想が寄せられました。これは、第25回党大会期の中央委員会総会では最高のものです。
「日本共産党は『議席倍増』をめざします」――この一言で党の構えが伝わる
討論でも、感想でも、幹部会報告が提起した「650万、議席倍増」という総選挙の目標が衝撃的に受け止められ、強く歓迎されています。
討論では、全国すべての比例ブロックから、「議席倍増」という全国目標との関係で、自らの負っている責任、決意が語られました。「議席倍増」という目標とのかかわりで、比例ブロックの目標に“生きた魂”が入ったと言えるのではないでしょうか。
何よりもこの目標は、来るべき総選挙にのぞむ日本共産党の構えを、国民にたいして一言で訴えるものになっています。「日本共産党は『議席倍増』をめざします」。この一言で私たちの政治的構えが伝わります。討論のなかでも出されましたが、国民のなかで、わが党の「経済提言」などを語ると、「言うだけではなく実行してほしい」「早く政権をとってほしい」という声が寄せられます。あらゆる問題で、国民からそういう期待が寄せられます。「議席倍増」という目標は、総選挙にのぞむわが党の構え、覚悟を、国民に一言で訴えるものであり、大きな力を発揮することは間違いありません。
討論のなかで、「全国は一つ」がいよいよ大切という発言がありました。「議席倍増」という目標は、全国すべての比例ブロック、都道府県、地区委員会、支部が、一つ残らず自らの責任をやり抜いてこそ達成ができます。「全国は一つ」で、「650万、議席倍増」を必ず達成し、日本の政治に衝撃を与える躍進を必ずかちとろうではありませんか。
国民運動の歴史的高揚と党の改革ビジョンの力が、生き生きと反映された
この目標をやりきる条件と可能性はあるのか。討論では、二つの前進の流れの息吹が生き生きと反映されました。
第一の息吹は、各分野で、国民運動が歴史的高揚を見せ、その中で党の改革ビジョンが大きな力を発揮していることです。
討論では、消費税、原発、TPP、米軍基地など、「一点共闘」があらゆる分野で広がり、その中で、JA、医師会、商工会議所など、従来の保守と言われる人々との心通う共同がかつてない広がりを示していることが報告されました。
なかでも「原発ゼロ」を願う新しい運動の広がりは、日本の政治を変える巨大な可能性を感じさせるものです。これまで政治に距離を置いてきた広大な人々が、自ら声を上げ、立ち上がっています。そうした人々に、日本共産党の「即時原発ゼロ」提言を伝えると、求めていた回答に出あった、ひっかかっていた疑問への答えが出たと、心にしみこむように、深い共感を持って受け止められています。
尖閣問題での、日本共産党の「提言」についても、討論で多く語られました。この問題はたんなる外交問題にとどまりません。尖閣問題を契機に、日中の経済関係が冷え込むなかで、暮らしと生活に直結する、より深刻な問題に進展しています。観光業や製造業などに、すでに深刻な影響が起こっています。そうしたもとで、討論では、中小企業、商工会、観光業界など、経済界の方々にも、党の「提言」を話したところ、強い共感が寄せられたという経験が、語られました。「自衛隊を出すしかない」と考えていた保守の人々にも、党の「提言」を語ると、「自民党も民主党もまともな外交をやってこなかったことが問題だ。冷静な外交交渉による解決しかない」と変化したとの発言もありました。この問題は、日中、日韓という重要な隣国との紛争問題をどう解決したらよいかを示す、最も建設的提言を示す党として、立場の違いを超えて、深いところから党への信頼を高めています。「日本共産党を見直した」ということが共通した感想として寄せられています。
討論のなかで、「日本共産党は、何を聞かれても、何でも答えられる」という発言がありました。その通りであります。日本共産党は、日本が直面するあらゆる問題に対して、建設的な回答を示し、希望ある改革のビジョンを示し、その実現のために行動する党であります。この党の値打ちに確信をもって、頑張り抜こうではありませんか。
1年余にわたる「党勢拡大大運動」が党を大きく変えつつある
第二の息吹は、1年余にわたって、全党のみなさんの奮闘によってとりくんできた「党勢拡大大運動」が党を大きく変えつつあるということです。
党員拡大にとりくみ、新入党員を迎えたことが、党に大きな活力をもたらし、変化をつくっていることが、多くの発言のなかで語られました。
発言では、「支部が一気に生まれ変わった」、「新入党員が、得手、条件、新鮮な結びつきを生かして、住民運動でも、党勢拡大でも生き生きとした力を発揮している」、「これまで打開できなかった困難が、新しい党員を迎えることで、打開の道筋が見えた」、「市内のすべての地域支部で新たな党員を迎え、ともに成長する温かい党風をつくり、党の質的水準を引き上げるうえで大きな転機となった」、「支部を立て直すためにがむしゃらに党員拡大にとりくみ、党員拡大と支部の立て直しが一体ですすんだ」など、大きな変化が起こっていることが語られました。
「党勢拡大大運動」にとりくむなかで、青年・学生分野と職場支部で新しい前進の流れが起こっていることがたくさん報告されました。大震災と原発事故が、若い世代の社会や政治を見る目を大きく変え、日本共産党への新しい注目や接近が、さまざまな形で起こっていることが報告されました。
ある党組織からは、3中総以降、「次世代継承委員会」をつくり、学生分野、職場支部の党員拡大、子育て世代のなかでの活動、党員の身近にいる青年・学生に入党を呼びかける――という四つの分野で、総合的な活動にとりくんでいることが報告されました。ここでの前向きの変化をよくとらえ、絶対に中断することなく、変化を促進する働きを強め、若い世代と職場支部が輝く選挙戦にしていくことを重ねて訴えるものです。
地区委員長の特別発言――多くの党組織が悩んでいる問題への生きた回答示す
7人の地区委員長から特別発言をしていただきました。この特別発言は、「どうすれば前進できるか」ということについて、多くの党組織が悩んでいる問題に対する生きた回答を示すものとなったと思います。
それぞれの発言が教訓にあふれていましたが、ある地区委員長は、党勢拡大をすべての支部の運動にしていくために、(1)地区委員会の活動を思い切って改善し、いっしょに苦労する地区委員長になるための努力、(2)地区委員会総会の報告をできるだけ簡潔にし、政治討議や経験交流を時間をとっておこない、地区委員の自主性を発揮できるようにする努力、(3)支部長からの報告のあり方も、課題の到達を求めることだけでなく、支部が何をしているかを自由に記載できる内容に改善する努力など、機関活動の抜本的な改善・改革のための努力を語ってくれました。
7人の地区委員長の特別発言は、それぞれの発言が、全党の前進にとって大切な財産となるものだと思います。そこで地区委員長の発言については、冊子にして全党が学べるようにしたいと考えます。
二つの前進の流れを生かし切れば、「総選挙躍進大運動」は必ず成功できる
国民運動の歴史的高揚と党の改革ビジョンが発揮している大きな力、「党勢拡大大運動」が党を大きく変えつつあること――二つの前進の流れを生かし切れば、「総選挙躍進をめざす1千万対話・党勢拡大大運動」は、必ず成功できます。そのことが、討論を通じてみんなの確信になったのではないでしょうか。
「総選挙躍進大運動」を、この総会の成果を生かして、みんなで力を合わせて何としても成功させようではありませんか。



