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【選挙で大統領が決まらない場合】

アメリカの大統領選挙に向けてトランプ大統領と野党民主党のバイデン候補の初めての討論会が今月29日に予定されています。

大接戦の末、双方とも敗北を認めないまま、来年1月20日の就任式を迎える可能性もあるようです。

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Washington PostはBiden says ‘hellish’ wildfires will become more frequent if Trump wins second term; Trump visits Calif and Arizona(バイデン、トランプ勝利すれば地獄絵の森林火災が頻発する。トランプはカリフォルニアとアリゾナへ)の中で、野党民主党のバイデン候補が14日デラウェア州で、気候変動に関心を持たないトランプ大統領が仮に選挙で勝利すれば地獄のような森林火災が頻発に起こると述べたと報じています。

バイデン候補の発言のあと、トランプ大統領はカリフォルニア州に出向き、消火活動にあたる消防士たちをねぎらったということです。続いてアリゾナ州を訪れてヒスパニック系の有権者と意見を交わしたそうです。

WSJはThe Campaign's Key Half-Hour? The Start of the First Debate(選挙戦の最重要な30分は初回の討論会の冒頭)の中で、ことしの大統領選挙戦の最も大事なタイミングは今月29日に予定されている最初の討論会で、この時にバイデン候補は自らの方が適任であることを示す必要があると報じています。

トランプ大統領の支持率はGallupの世論調査で50%を超えたことがなく、これまでにこの水準の支持率で再選された大統領はいないと指摘しています。

バイデン候補は、今回の選挙戦があくまでもトランプ大統領の信任投票であ理、バイデン候補の信任投票でないことを示せるかどうかが鍵だとしています。

FTはWhat happens if Trump loses but refuses to concede?(トランプが敗北を認めない場合は?)の中で、仮にトランプ大統領が選挙で敗北したにもかかわらず、それを認めないという悪夢シナリオの場合、議会、裁判所、アメリカ軍を含めた混乱を招きかねないと伝えています。

トランプ大統領は不正選挙が行われるかもしれないとして、選挙結果を受け入れることを認めないと繰り返し主張しています。ただでさえ、人種問題などをめぐり全米の都市で混乱が起きている中で、大接戦だった場合、混乱が予想されるとしています。

ホワイトハウスの主を決めるため、最高裁判所や議会が関与する可能性があるとしつつ、専門家は、最終的には負けた側が敗北を認めるのが筋だと指摘しているということです。

2000年の選挙でブッシュ氏とゴア氏のどちらが勝者かをめぐり最高裁判所まで持ち込まれたものの、ゴア氏が敗北を認めたため、議会での戦いに至らなかったとしています。

仮に来年1月20日の大統領就任式までに大統領を決められない場合、法律に則って下院議長のペロシ議長が大統領代行となるとうことです。その場合、民主党のペロシ氏が選挙で勝利し、民主党が下院で多数派を維持することが前提です。

国防総省は選挙で果たす役割はないと強調しているそうです。トランプ大統領は1月20日に第2期が始まったと居すわる可能性もあるとしています。

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