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新・国民民主党、船出しました。(代表挨拶)

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★次に「地方の尊厳」を守るために

 私は、コロナ禍をきっかけに、真剣に国と地方の役割分担を見直すべきだと実感しました。現場を知らない国側が、ずれたタイミングで的外れなコロナ対策を繰り出す中、今もなお、現場を抱える首長さんたちが、それぞれの地域の実情にあったやり方を模索しながら必死にふんばってます。権限も不安定なら、財源はもっと不安定な中で、最前線の責任を果たそうとしてます。だからこそ、地方への財源・権限の拡大を実現していきたいと思っています。

 また、地方の声を政策形成プロセスにきちんと反映できることがとても重要で、参議院選挙区の合区の解消についても、憲法改正も含め積極的な議論をしていきます。

★最後に「個人の尊厳」を守るために

 金融グローバリズムとデータグローバリズムの拡大により、特定の巨大グローバルネット企業が世界市場を根こそぎ独占し、競合企業の排除、利益独占、そして租税回避が当たり前の現象になっています。この現象は、国の産業構造や国家財政を脅かすだけでなく、社会の分断と所得の格差を生み、固定化させています。

 今こそ、一人ひとりの個人が自らに誇りを持ち、互いに敬意を払うことのできる社会を作り直さなければなりません。

 そのためにもまずは教育です。「人づくり」なくして「国づくり」なし。国民民主党は「教育や科学技術への投資」を倍増することを提案します。

 あわせて、極端に偏った富の集中を改め、広くあまねく富が分配されるよう、「家計」を豊かにし、「消費を軸とした好循環」を回していく「家計第一」の経済政策を進めていきます。

 私たちが提唱し実現したコロナ禍における一律10万円の給付策は、図らずもベーシックインカム的な性質を先取りすることとなりました。他の社会保障制度や減税政策を整理したうえで、給付と税還付を組み合わせた「給付付き税額控除」や、医療や教育といった基礎的な行政サービス、すなわち「ベーシックサービス」の無償または安価な提供により、尊厳ある生活保障を実現する、そのことによって、1人ひとりが自らに誇りをもち、互いに敬意を払いあう、そんな社会を目指します。

<国民民主党シン・憲法改正草案>

 こうした「三つの尊厳」すなわち「個人の尊厳・地方の尊厳・国家の尊厳」を大切にする国家像を、私たちは憲法議論を通じて社会に投げかけていきます。憲法は国家像を示す大切な規範です。

 たとえば、データグローバリズムから個人の尊厳を守り、人間中心のAI社会を実現していくための「データ基本権」の創設、地方への権限移譲・財源移譲を保障していくための「地方自治の本旨」の具体化、国家の統治の歪みを是正し三権分立をリバランスするための解散権の制約や国民投票制度の導入、食料安全保障やエネルギー安全保障の明記、専守防衛を貫徹しつつ現実的な国家の守りを可能にするための憲法9条の規範性の回復、そして、憲法全体の規範性を回復させるための「憲法裁判所の創設」。こうしたテーマを積極的に議論していきます。

 私たちは、憲法審査会の審議を拒否することはしません。国会での議論を丁寧に積極的に牽引・リードしていきます。あわせて、憲法議論の主役は何より国民です。国会の外での国民との対話、オンラインとオフラインの両方で進めていきます。こうした議論・対話のスタートラインをつくるために、国民民主党として「令和の時代のシン憲法改正草案」を提案します。

〈最後に〉

 最後に、我が党の最大の強みは、多様性です。特に、15人中5人が女性ということです。国会議員の女性比率は未だ衆議院で9.9%、参議院で22.9%、全体では13.7%という惨状です。爆発的な変化を起こすために最小限必要とされる普及率、いわゆるクリティカルマスは30%だと言われています。
 日本の公党の中で最も高い33.3%という我が党から生まれる政策がどのような爆発的変化を起こすのか、本当に楽しみです。たぶん、大爆発が起こると思います。

 文学者のバーナード・ショーは「少数派しか世界を変えることはできない」と言っています。

「時代を変えたモノたちも、初めは少数派だったはず。」

皆さん、古い野党の、古い政治の形を変えましょう。それは、私たち自身が変わる挑戦でもあるし、時代を変える少数派の使命でもあります。

 この使命を果たすため、今日この日から、国民民主党は再始動します。皆んなで力を合わせて、新しい日本の未来を作り上げていこうではありませんか。

 国民の皆さん、ぜひ、ご期待ください。

 乗る船は小舟ではありますが、変革の旗を高らかに掲げ、私たちは今日、船出します。

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