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浜田和幸総務大臣政務官の仕事は何だろうか

こういう人を参議院議員の候補に担ぎ上げたのだから自民党も余程人材不足だったのだろう。
常軌を逸している。
珍説奇説の類でも学者という名前の付く人が唱えるとそれなりの恰好が付くから不思議なものだが、スマトラ沖地震はアメリカが開発した地震兵器が齎した可能性があるなどと堂々と主張されれば、そんなこと言って大丈夫なの、確証はあるの、ということになる。

学者なら許される発言でも、政府高官という立場では発言しない方がいいことが沢山ある。
自民党を除名された浜田和幸総務大臣の昨日の衆議院震災復興特別委員会での答弁を聞いたが、この人の答弁は独特だ。
この人も、菅総理や鳩山前総理と同様、自分特有のワールドを持っているようだ。

いわゆる常識が通用しない。
思い込みがそれだけ強いのだろうが、あくまで自分は間違っていないと信じている。
3月11日の東日本大震災もアメリカの地震兵器が引き起こしたものだ、とでも信じているのだろうか。

みんなの党の柿沢未途氏の質疑に対する浜田氏の回答が余りにも妙だ。
震災担当政務官を拝命したと言いながら、任命後2週間も経つのに震災担当大臣とは打ち合わせもしておらず、また何らの指示も受けていないことが明らかになった。
総務大臣政務官としての総務大臣との打ち合わせも仕事もこの間なかったようだ。

比較的答弁は明瞭なのだが、中身はない。
唯一分かったのは、総務大臣政務官拝命後、総理補佐官と被災地を訪問したことぐらい。
いったい浜田氏の執務室がどこの役所にあるのか、この2週間の間浜田氏がどこで何をしていたのかなどまったく分からない。

瓦礫処理について外国から支援の申し出があるからそのマッチング作業をしたい、と述べているが、そんなことは大臣政務官自らやる必要はない。
特命チームが発足してその長に任命されたからこういう風に具体的にマッチング作業を行う、とでも言えばそれなりに仕事をする体制が出来たのだろうと思うが、これから自分の国際的なネットワークを活用してマッチング作業をやりたい、などと言われると、それ、国の仕事の私物化になりませんか、と問い質したくなる。

この人も人を使って仕事をしたことがない人のようだ。
学者なら本と鉛筆でそれなりに仕事をした格好が付けられるだろうが、行政というものはそんなものではない。
権限、財源、人間が揃っていなければ仕事など出来るものではない。
震災復興大臣の指揮命令下に入っていない一政務官が国の組織を使って何か仕事が出来ると思うのが大間違いである。

浜田氏は、自分の直属の上司が亀井静香首相補佐官だと勘違いしているようだ。

指揮命令系統の乱れは国の乱れに通じている。
亀井氏が菅総理の唯一の相談相手になっていることをいいことに、亀井氏や浜田氏が勝手に動き回ることを許してはならない。

いずれ浜田氏の存在そのものが日本の国益を損なうことに繋がるのではなかろうか。

学者の世界でどんな学説を展開するのも自由だが、国家の運営を司る内閣の一員としては浜田氏の言説は到底容認できない。
菅内閣の退陣時期の如何に関わらず、浜田和幸総務大臣政務官には早々に退任してもらった方がよさそうだ。

それにしても、浜田氏のブログのコメント欄が妙だ。

どこかの宗教団体の信者の方々の組織的な投稿だけ掲載して、批判的なコメントはすべて削除しているのではないかと思わせるような浜田氏に対するエールや提灯投稿が続いている。
本当にオープンであれば普通はもっと辛口のコメントが出てくるはずだ。
少なくとも私のブログには相当辛辣なご批判が寄せられたことがある。

不思議でならない。

浜田氏は政務官としてどんな仕事が出来るのだろうか。

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