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「未来の水晶玉」を手放したソフトバンクと孫正義氏の「未来」

「ソフトバンクグループが傘下の英半導体設計アームの売却で米半導体大手エヌビディアと合意した。ソフトバンクGが事業会社も運営する「複合企業」から、純粋な「投資会社」への移行が加速していることを示す」(14日付日経電子版 「ソフトバンクG、投資事業に集中 英アーム売却発表」

ソフトバンクGは、僅か4年で「未来の水晶玉」と絶賛していたアーム社の株式売却を決めた。約1兆円のキャピタルゲインと引き換えに。

この30年間、新しいビジネスと新しいサービスに果敢に挑戦することで日本を代表する企業に登り詰めたソフトバンク。ここに来て新しいビジネスの創造や提供よりも、新たなビジネスやサービスを提供する海外の会社に投資して果実を得る投資会社に、さらには上場株式やデリバティブを駆使して短期的な収益を目指す運用会社に変身した来た。

これは企業として当然の変遷なのかもしれないが、それは一方でビッグビジネスになり得るシードを見付けられなくなったこと、日本からGAFAのような企業が誕生する可能性が殆どないことを宣告するかのようなもので、一抹の寂しさを感じさせるものでもある。

十分な富と社会的地位を得た孫正義氏は、「起業家」からウォーレン・バフェットのような「歴史に残る投資家」に脱却することを目指しているかのようだ。こうした変遷はソフトバンクGが手にしてきた「未来の水晶玉」に映し出された「未来像」だったのだろうか。そして「未来の水晶玉」を手放したソフトバンクGは今後どこに向かうのだろうか。

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