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「いきなり政権交代なんて必殺技はない」「僕らは“見られ方”が欠けている」“新・立憲民主”に旧国民・関健一郎議員(42)


 合流新党の代表選が10日に行われ、代表は枝野幸男氏、党名は「立憲民主党」に決定。149人を擁する最大野党が誕生した。

【映像】ひろゆき vs “合流新党”若手議員

 そもそも“安倍総理一強”の状態にくさびを打つべく、合流に向け調整を加速させていた両党。しかし、安倍総理が辞意を表明したことを受け、世の注目は次の総理を決める自民党総裁選へ。派閥間の駆け引き、選挙期間の短縮など慌ただしさが増す中、合流新党代表選も告示から投票までわずか4日とドタバタの展開に。しかも、ともに合流を進めてきた国民民主党の玉木代表ら一部が新党に参加しないなど、決して一枚岩の代表選ではなかった。


 そんな状況に声を上げたのが新党に参加する若手議員たち。11日の『ABEMA Prime』では、旧・国民から立憲民主党に合流した関健一郎衆議院議員に、今後の展望などについて話を聞いた。
 

■「いきなり政権交代なんて必殺技はない」

 合流までの紆余曲折もあってか、有権者の期待は高まっているとは言い難い状況だ。ANNの世論調査によると、「野党の合流新党に期待するか」という質問に、「期待する」と答えたのは27%、「期待しない」と答えたのは61%、「わからない、答えない」は12%だった。


 この結果について、「合流することへの期待値がないのは僕たちもわかっている。このあと『やっぱり元の民主党だったね』と言われないかどうかにかかっている」と関氏。

 一方、2ちゃんねる創設者の西村博之(ひろゆき)氏は「27%が倍の50%を超えて政権を取れるかどうかだと思うが、この状態で名前も一緒だとプロモーションも限られる。今年中に選挙があるかもしれないと言われているが、なんとなく同じ名前でみんな合流して、いつも通りのことをやるのか」と疑問を呈する。

 これに関氏は「結論から言うと20%、30%いきなり上げる策はない。それが僕らの実力。であれば、いま世の中から想定されている“どうせ元の民主党でしょ”“若い人らいないんでしょう”感を、一個一個払拭していくしかない。いきなり政権交代、こうすればいいという秘密の必殺技なんてない」との見方を示す。


 新しい支持者を増やす点について、ひろゆき氏は「これまで立憲や国民民主に投票しなかった人たちに振り向いてもらうとなると、今までと言っていることを変えたり、話を聞いてもらったり、新しい場所・メディアに出るなどしないと変わらないと思うが、どうなのか」とさらに追及。

 関氏は「どうしたら新しい人たち、インターフェースがあるかどうかは一番悩んでいるところ。自民党が野党に転落した時に同じようなことがあった。当時の若い人たちが『自由民主党という名前はいらないのではないか』『変えた方がいい』となったが、当時総裁の谷垣先生が『名前ではない』と。つまり、失った謙虚さを取り戻せないからダメなんだと。新しいものにする、名前を変えるのでもなくて、もう一度謙虚さを取り戻す。それをやらないで名前を変え続けたのが我々だ。僕も含めだらしないのは、見られ方。(与党への)反対ばかりではなく、法案も80%賛成している。僕だって悔しい思いをしている」と述べた。
 

■「僕らは“見られ方”が欠けている」


 野党の若手議員22人は9月1日、「合流新党への提言書」をまとめた。その中では、「国民に寄り添い、『国民の共感』を得られる政治の実現」「世代交代を超えた、世代を創造する温故知新の人材活用」「野党結集、自民党・民主党政権を超える新たな選択肢を創る」「保守・リベラルを包摂する新しい政治を創造」などを掲げている。

 合流新党の若手議員に、若手による盛り上げが必要だと提言していたという慶應義塾大特任准教授の若新雄純氏は、「右左ではなく、若い人たちで逆転するような空気が昔の民主党にはあったと思う。今回合流するにしても代表選をやるにしても、顔が変わらないというのはすごく勿体ない。枝野さんは確かにブランドがあるけど、10年前のもの。とはいえ、立憲の中で注目の若手議員はいるのか。若手がこれだけいる、女性議員であの人がいるなど、急先鋒みたいな人を何人かパッと出せれば、“若い人が活躍できる党なんだ”“150人もいるんだ”という希望は見える気がする。今回合流したことで規模は大きくなったけど、時代を逆行してしまったのではないか」と指摘。


 こうした意見を踏まえ関氏は、党に期待していることとして「やはり見られ方というのが決定的に欠落している。『どうせ元の民主党でしょう』という言葉が、みんなの頭の中で第一にくる。そうではないことを積み上げていかないといけない。色々頑張ったというのはボディーブローみたいに効いてくると思うので、地道以外に手はないと思っている」と語った。

 一方でひろゆき氏は、「れいわやN国はある人が目立って、みんなで注目を集めるという方式。とりあえず目立つ方が今はまだ票が動くのではないか」と質問。

 関氏はこれを「まったく逆だと思う」と否定し、「自民党が名前を変えてしまえ、親分も変えてしまえという時は、そうではなかった。目先のブランニュー感ではなく、みんなに石を投げられながらも頑張ったから今の自民党がある。平石アナが『自民党は変わった』とおっしゃったが、実は全然変わっていない。この変わった感は自民党が野党に転落した時、予算委員会に小泉進次郎さんがいた。その後ろにすごい重鎮の人たちがいて、小泉さんが『自民党はこういう若手にチャンスを与える政党に生まれ変わった』と。生まれ変わった感がしっかり出ていて、これが見られ方。僕たちはそれが欠けている」と述べた。
 

■想定される選挙、争点は「社会保障」


 今後はどんな目玉政策で選挙を戦うのか。コロナ禍での消費税対応について、立憲民主党は一時0%、自民党は10%を堅持する方針だ。原発は、立憲民主党が原発ゼロ、自民党はベースロード電源へ。憲法改正は、立憲民主党は未来志向の議論、自民党は改正を目指す。沖縄米軍基地については、立憲民主党が辺野古工事停止、自民党は辺野古移設を考えている。

 関氏は社会保障をあげ、「自己責任に軸足を置いている自民党。これは否定しない。その一方、自分で街頭(演説)をやっている時と枝野さんの今回のスピーチで被っていたのが、頼りあいに軸足をシフトしていこうと。かわいそうな人を救うのではなく、真ん中あたりの人が困っているというのがこの国の現状なので、そのベーシックサービス。育児、老後、介護、こういう時に“全部自己責任で参っていませんか”というところは、選挙でしっかり対立軸になると思う」と語った。
(ABEMA/『ABEMA Prime』より)

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