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総裁選を前に石破茂が自民党に“苦言”「最終的には総選挙でしっぺ返しを食らう」 あくまで政策本位で闘いたいと思います - 「文藝春秋」編集部

「まだ私が国会議員になる前、田中角栄先生に『総理総裁は努力だけではなれない』と言われたことがあります。今回の総裁選も、努力だけではどうにもできないことが多いことは承知しています。しかしながら、そのような厳しい状況でも“やらなければいけない時”というのは存在するんじゃないでしょうか」

「文藝春秋」10月号のインタビューでそのように決意を語るのは、自民党総裁選に立候補した石破茂氏だ。

石破茂氏 ©文藝春秋

「党員を大事にできないようなら、国民からも見放される」

 今回の総裁選は、投票権を国会議員と都道府県連の代表者に限る「簡易総裁選」の方式をとることが総務会で決定され、100万人以上の自民党員には投票資格が与えられないこととなった。これには党内の議員から批判の声が多くあがったが、石破氏も強い言葉を投げかける。

「党員を大事にできないようなら、遅かれ早かれ、国民からも見放されるのではないでしょうか。最終的には国政選挙で、国民から“しっぺ返し”を食らうことになります。野党の体たらくを見て『どうせ勝てる』と思うとすれば、それは驕りです」

 今回最有力候補の菅義偉官房長官については、二階俊博幹事長が早くから支持を表明した。その二階氏と言えば、今年6月、今月開催予定の石破派パーティーの講師依頼を快諾し、「(石破氏は)高みを目指してほしい期待の星の一人だ」と発言して話題になったばかりだったが――。

“安倍政権の継承”で本当に良いのか?

「二階俊博幹事長は私と同じ地方出身者として、地方への想いを共有している方ですが、今回は菅義偉官房長官を支援されると聞いています。現政権の路線を継続するということで一致したのでしょう。ただ、それで何が国民のためになるのか。あくまで政策本位で総裁選を闘いたいと私は思います」

 菅官房長官が旗振り役となった「Go Toキャンペーン」については、次のように指摘する。

「今の仕組みは使い勝手が悪い。東京都のみが除外されたままで、都民にとっては不公平感が拭えません。都民であっても『東京タワーにのぼってみたい』『ホテルオークラに泊まってみたい』という人が大勢います。そのような都民のために、マイクロツーリズム的な考え方で、都内間移動を含めた近距離移動のキャンペーンを認めてはどうか。このように、コロナ対策はそろそろ、地方に独自性を持たせたものに変えていくべきです」

 健康問題で退陣を余儀なくされた安倍首相だが、石破氏自身の体調管理はバッチリなのか。最後に問いかけると、毎月の“ルール”を語ってくれた。

 他にも石破氏が、コロナ対策のあるべき姿、安倍政権の功罪、コロナ禍で学んだ朝鮮半島の歴史などについて触れた「自民党は、総選挙でしっぺ返しを食らう」インタビュー全文は、「文藝春秋」10月号及び「文藝春秋digital」に掲載されている。

(「文藝春秋」編集部/文藝春秋 2020年10月号)

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