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32日目:小学二年生の時、俺は理不尽を学んだ

年をとってくると昔の記憶がどんどんうすれていって、今となっては社会人になる前の記憶も危うい。
それでも覚えていることがある。
おそらく俺の最古の記憶で、生まれてはじめて理不尽を味わったことだ。

何十年も前、小学二年生のある日、俺は給食当番だった。

パン(コッペパン)を配る係だった。

児童全員及び担任の高齢女教師へ給食が行き渡り、食事をはじめる直前、突如として担任の高齢女教師が怒って俺を呼んだ。

曰く、パンのサイズが違うという。

教師用のパンは児童用のパンよりやや大きめにできており、それを俺が配り間違え、教師用のパンを児童に配ってしまったというのだ。

だが、俺はそんなパンの存在を教わってなかったし、大きさだって倍も違えば俺も怪しむかもしれんが誤差レベルの違いで、個体差の範疇だと思った。教師用のパンの存在を知ってたら気づいたかもしれんが、知らねえし。

教師は怒髪天を突き「見ればわかるでしょう!」と叫んだ。俺が悪いという。

見てわからねえレベルの大きさの差しかないからこうなってるし、そもそも教師用のパンの存在なんか聞いてねえ。給食係なんて毎日かわるんだから誰が見てもわかるようにしておくのがオペレーションってもんだろ。

と、今なら反論するだろうが、小学二年生の脳みそにとっては「わけわかんねえ」で、ただ黙って説教が終わるのを待った。その時はなんで怒鳴られてるのか意味がわからなくただボーゼンとしてたが、年月を経るにつれでだんだん怒りがわいてきた。

知らされてないことについて皆の前で叱責を受ける。
小学二年生の俺にとっては「わけわかんねえ」で、のちに「理不尽」という言葉を俺に覚えさせた。

社会の理不尽を教えるのも、学校の役割なのだろうか。

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