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「長女の気持ちを…」紀子さまが54歳誕生日文書で使われた“踏み込んだ表現”の真意【眞子さまご結婚問題】 - 朝霞 保人

「長女の結婚については、対話を重ねながら、親として娘の気持ちを受け止め、一緒に考えていくことが大切だと考えています。その中では、共感したり意見が違ったりすることもありますが、お互いに必要だと思うことを伝え合いつつ、長女の気持ちをできる限り尊重したいと思っております。現状や見通しを含め、話したことの内容をお伝えすることは控えさせていただきます」


紀子さま(2020年2月12日、結核予防関係婦人団体中央講習会の開講式で) ©共同通信社

 秋篠宮妃紀子さまは9月11日、54歳の誕生日を迎え、これに合わせて長女・眞子さまと小室圭さんのご結婚延期問題について宮内記者会からの質問文書に、こう回答を寄せられた。宮内庁関係者が解説する。

読み解くカギは「できる限り」という表現に

「紀子さまは『意見が違ったりすることもあります』と綴り、ご結婚延期問題で眞子さまと意見の相違がある事実を“率直”にお認めになりました。ただ一方で、『長女の気持ちをできる限り尊重したい』とも綴っておられます。これは、愚直なまでに小室さんとの結婚実現を願い続けられる眞子さまの思いに、母親として『なんとか実現させてあげられないだろうか』と心が傾いてきておられるようにも受け取れます。

 ですが、眞子さまが皇族としての自覚を持って心変わりすることを、待ち望んでおられるとも受け取れます。つまり、是正された考えや気持ちなら尊重するというわけです。紀子さまのご意図を読み解く鍵は、『できる限り』という表現にあるのではないでしょうか」

 紀子さまは昨年の誕生日に際しては、ご結婚延期問題について「延期のことも含め、現在、長女は、さまざまな思いを抱えていると思います。このような状況で、長女の気持ちを推測するなどして現状や今後についてお伝えすることは、控えたいと思います」と綴られていた。現状や見通しについては「控えたい」としている点では違いはないが、今回は少しだけではあるものの、踏み込んだ内容になったといえるだろう。

「できる限り」は「できないものはできない」

「紀子さまは上皇后陛下をお手本にして、皇族は国民に寄り添い、国民とともに歩むべきというお考えを3人のお子様方に折に触れ、教えてこられました。特に上皇・上皇后両陛下の初孫としてお生まれになった眞子さまには、皇族としてのご自覚について徹底的に躾けてきたという自負がおありのはずです。確かに紀子さまは最近、眞子さまに少し根負けしてこられているようにも感じられますが、国民から支持されない結婚はやはり認められないというお考えに、変わりはないのではないでしょうか。

『できる限り』という表現は、逆にいえば『できないものはできない』ということとも読み取れます。秋篠宮さまが一昨年の誕生日会見で『多くの人がそのことを納得し喜んでくれる状況、そういう状況にならなければ、私たちは、いわゆる婚約に当たる納采の儀というのを行うことはできません』と述べられたように、多くの国民が喜んでくれる結婚でなければならないというのが皇族の結婚についての秋篠宮ご夫妻のご見解なのです。紀子さまの文書回答の真意は、インターネットや週刊誌、テレビの情報番組などでも異論が多い小室さんとの結婚は現状では『できる』ことではないということなのではないでしょうか」(同前)

 新型コロナウイルスの影響で、秋篠宮さまが皇嗣となられたことを内外に宣明する「立皇嗣の礼」は、未だに実施の目処が立っていない。このため、一連の御代替わりの行事終了を待って始められるはずの安定的な皇位継承策を巡る議論も開始の目処が立たないまま。「女性宮家」創設や「女性天皇」の是非についての議論が宙に浮いたままでは、眞子さまのお立場も中途半端な状態だ。

借金問題が全て時効となっても……

 別の宮内庁関係者が語る。

「仮に眞子さまが女性宮家の当主となるとしても、議論を尽くして法改正に漕ぎ着けるには相当な時間がかかることから、実現するのはだいぶ先の話です。来年の10月で30歳になられる眞子さまは、そんなに結婚を先延ばしにされるつもりもないはずです。小室さんの母・佳代さんの元婚約者が支払った小室さん母子の生活費や学費は『借金ではなく贈与』という小室さんの主張を、眞子さまは信じて疑っていない以上、借金問題について眞子さまは一切、対処されるつもりはないはずです。

 借金問題が全て時効となっても、小室さん母子の元婚約者への『不義理』を問題視する国民世論に“時効”はありません。ということは、秋篠宮ご夫妻が考える国民から祝福される結婚が実現困難である状況は変わらないのです。秋篠宮ご夫妻と眞子さまの意見対立は、いつまでも平行線をたどるのではないでしょうか。

 そうなってくると、皇室典範第11条の『年齢十五年以上の内親王、王及び女王は、その意思に基(もとづ)き、皇室会議の議により、皇族の身分を離れる』という条文により、眞子さまが結婚実現のため自らの意思で皇籍を離れられるということも現実味を帯びてくるかもしれません」

 紀子さまが誕生日の文書回答に綴られた、ご結婚延期問題について「(眞子さまと)意見が違ったりすること」は、果たして解消される日が来るのだろうか。意見の相違は、眞子さまが折れるか、紀子さまが折れるかでしか解消されないのだとしたら、不幸なことと言わざるを得ないだろう。

(朝霞 保人/Webオリジナル(特集班))

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