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電力変革でもCO2実質ゼロ達成遠い、削減量3割程度=IEA


[ロンドン 10日 ロイター] - 国際エネルギー機関(IEA)は10日発表した報告書で、電力セクターが変革しても、今世紀半ばまでに世界の温室効果ガスの排出量を実質ゼロ(カーボンニュートラル)にする目標の達成は厳しいと指摘した。

削減できる二酸化炭素(CO2)排出量は、目標達成に必要となれる3割程度にとどまるという。

報告書は、2050年半ばまでに世界的にカーボンニュートラルを達成するために何が必要か検討するため800以上の技術オプションを分析。

カーボンニュートラルを達成ために削減しなければならない排出量のうち、まだ実用化されていない技術で削減できるのは3分の1から半分と見積もった。

今年の世界の二酸化炭素(CO2)排出量は、新型コロナウイルスの世界的流行に伴う景気悪化、エネルギー需要の減少で前年から8%減少し、2010年以来の低水準となる見通し。

しかし、排出量の減少傾向が続くとは予想されていない。

報告書によると、輸送、製造業、建設業は現在、エネルギーシステムから排出されるCO2の55%以上を占める。この比率は、自動車の電動化、金属のリサイクルなどの進展により拡大が予想される。

2050年に必要な発電量は現在の約2.5倍、米国の発電セクターの3年分の伸びに相当する発電量の拡大が求められる。

再生可能エネルギーの年間の発電能力は、平均で2019年の過去最高の4倍程度のペースで増強する必要があるという。

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