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カナダ中銀、金利0.25%に据え置き 債券買取の将来的変更に含み


[オタワ/トロント 9日 ロイター] - カナダ銀行(中央銀行)は9日、政策金利である翌日物金利の誘導目標を予想通り0.25%で据え置いた。また、債券買い取りに関する将来的な変更に含みを残した。

中銀は声明で、第3・四半期の経済活動の回復が予想よりも早まっているとしながらも、新型コロナウイルス危機からの回復が続く中で、引き続き金融政策による大規模な支援が必要になると強調した。

その上で、経済回復が軌道に乗るまで、カナダ国債を週間で少なくとも50億カナダドル(38億米ドル)買い取るなど、大規模な量的緩和策を継続すると表明。同時に、景気の下支えに必要な刺激を提供する上で、緩和プログラムは「調整」されるとし、文言を多少修正した。

RBCエコノミクスのシニアエコノミスト、ジョシュ・ナイ氏は「一部の経済指標は中銀予想よりもやや良好だったが、7月会合と比較してトーンの変化はほとんど見られなかった」と指摘した。

文言の修正については「一段と均衡が取れているが、中銀が直ちに資産買い取りを変更するとは考えにくい」とした。「中銀は初期の回復が予想以上に強いとする一方、回復局面が依然として『緩慢かつ不安定』になるとも述べており、過度の期待は禁物だ」とも述べた。

カナダドル<CAD=>は対米ドルで0.6%高の1.3158カナダドル。中銀の発表を受け、序盤に付けた3週間ぶりの安値1.3259カナダドルから切り返した。

中銀は「経済再開に伴い、第3・四半期の経済活動の回復は7月の予想よりも早いようだ。経済活動は政府の所得支援プログラムによって支えられている」とした。

こうした中、カナダ住宅金融公社(CMHC)が発表した8月の住宅着工件数は26万2396件と、前月の24万5425件から増加し、市場予想の22万件を上回った。

アナリストらは、伸びの勢いはコロナ禍で抑え込まれていた需要(ペントアップ・デマンド)の顕在化にすぎず、今後の動きに警戒する必要があると指摘。CIBCエコノミクスのシニアエコノミスト、ロイス・メンドス氏は、移民や学生の住宅需要が減退しており、「最近の伸びは集合住宅に集中していることからリスクを伴う」と述べた。

*内容を追加しました。

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