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祝山中さんのノーベル医学生理学賞受賞!!!!!

本日はハッピーマンデー、何年前からだったか、体育の日が10月10日ではなく、10月の第二月曜日に変わって祝日。
その佳き日に今年のノーベル医学生理学賞受賞者の発表となり、英国のジョン・ガードン卿と我が国の山中伸弥さんが受賞されたというニュースが入って来ました。
財団のHPの動画を固唾を飲んで見ていた方も多かったことと思います。
奈良先端科技大時代から存じ上げている者として、とても嬉しく感じています。
画像を見る

ちょうど地元の新聞社からコメント求められたので、そのエッセンスを記しておきます。

今回、授賞理由は「体細胞のリプログラミング(初期化)による多能性獲得の発見」です。
カエルを使って「核移植」という技術により、核の中に遺伝情報があることを明らかにし、オタマジャクシの小腸の細胞を未分化状態にリセットしたガードン卿と、マウスの皮膚細胞からiPS細胞という未分化細胞をつくりだした山中さんの受賞は、再生医療への応用という面の評価なのではなく、時間に沿って細胞のポテンシャルが制限されていくのを、人工的に時計の針を逆回しにした、という基礎生物学的側面が評価されたことが重要だと思っています。
ここ数年は、かなり応用的な方向に傾いていましたので。

もう一つは、山中さんのiPS細胞研究は、まったく「日本オリジナル」である点です。
利根川先生の免疫関係のお仕事は日本で為されたものではありませんが、山中さんの最初の2006年のCell誌の論文はTakahashi & Yamanakaとして京都大学に移られてから発表されました。
そして、その萌芽は奈良先端大学時代にありました。
筆頭著者の高橋さんは、山中さんの学生さんとして奈良先端大で研究を始めた方です。
Induction of pluripotent stem cells from mouse embryonic and adult fibroblast cultures by defined factors.
今年6月に行われた国際幹細胞学会では、山中さんが行うはずの基調講演を、見事に代理を務めていましたね。

そういえば、医学部生相手に「大隅ゼミ」という論文読み会を月1回開催しているのですが、一番最初に読んだのが上記の2006年Cell誌でした。
ゼミ生の中から第二の山中伸弥が生まれてくれたらいいなぁと思っています。

……こういうときにこそ! と思って、画像を探したのですが、山中さんと一緒に写っている画像って手元に無いですね(苦笑)。
えーん、最新のISSCRの会長招宴ディナーのとき、自分のiPhoneも渡して撮ってもらえばよかったww
昨年主催した神経科学大会では基調講演をお願いしたのですが、その際も撮り損ねてますね……。

ともあれ、まだ50歳になったばかりの山中さんにとっては、ノーベル賞は通過点だと思います。
受賞者としてより社会的な責任も大きくなると思いますので、健康に留意されて、ますますのご発展を!

【新しくノーベル財団のHPに加わった2012年受賞者】
The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2012
John B. Gurdon, Shinya Yamanaka

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