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「iPS心筋移植」報道、事実関係を調査します。:マスコミの医学報道能力

ノーベル医学生理学賞をiPS細胞の研究で京都大学山中教授が受賞しました。

 最初の研究内容から6年で受賞という前例のない短さでの受賞です。(ジョン・ガードンさんは50年後です。だからノーベル賞を取るには長生きが必要と言われています)

 本当にすばらしい研究者であり、人格者であります。

 受賞を日本国のおかげという、研究費をまともにくれなかった政府(2番じゃいけないんですかという政治家いましたね)に感謝の言葉をささげ、非正規雇用(契約)の若手研究者を正規研究者にしたいという、部下からは涙が出るような言葉が出ています。

 トランスレーショナルな部分(臨床応用、特許、起業化等。医師、研究者は苦手な部分)にも強く、加齢黄斑変性症、脊髄損傷、ALS等に臨床応用計画が進行しています。本当に頑張っていただきたいです。

 そんな中、読売新聞からとんでもない記事が出ました。今は元記事が削除されましたが、修正記事が出ています。「iPS心筋移植」報道、事実関係を調査します 

 マスコミの代表者である読売新聞。こんな内容を朝刊一面に載せるなんて、医学、科学について論じる能力がない事をひけらかしました。まだ事の正否は不明ですが、100%嘘でしょう。

またNHKは当事者のTVインタビューはしていましたが、発表はしていませんでした。ある意味冷静です。

 読売だけでなく、マスコミはネズミ等でうまくいった内容をさもすぐに臨床応用できるような記事をよく載せていますし、今回の事で一部は少なくとも最先端医学を論じることはやめたほうがいいかもしれませんね。

 ニューヨーク幹細胞財団が主催した今回の学会は、今回2回目という新しいものらしく、発表の事前確認はおこなわれていなかったようです。そのため発表後にあわてて疑義が出されたようです。いい迷惑です。

 同学会で山中先生の弟子である高橋先生がロバートソン賞を得たようです。日本人がすばらしい事を成し遂げたのに...

 またこの発表者のボスである医科歯科大学の連名の教授があまり内容がわからないままサインしたとコメントしていました。全く研究者として恥ずかしい限りです。

 医学者も残念ですがピンからキリまで色々な人がいることが証明されてしまいました。だまされないようにしなければいけません。 

 追記 この森口さん筋金入りの方のようです。教授のもとで肝臓領域で論文も書かれているようですがどうも変です。共同通信などは100%の嘘といって申し訳ないとコメントされていますが、最近目立つずるい研究者だと思われます。でもこの肩書きじゃマスコミだまされるのも仕方ないかな。

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