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「消費税減税、安全保障を打ち出す」国民民主党代表 玉木雄一郎衆議院議員

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ⒸJapan In-depth編集長

細川珠生(政治ジャーナリスト)

Japan In-depth編集部(髙橋十詠)

【まとめ】

・党はセカンドベストとして、円満に分党する方針に決定。

・野党集結の意味を、国民目線で明確に示す必要あり。

・安全保障対策は、グレーゾーンへの対策及び他国との連携強化が鍵。

国民民主党の分党が今注目を浴びている。今週は衆議院議員で国民民主党代表の玉木雄一郎をゲストとして迎え、政治ジャーナリストの細川珠生が話を聞いた。

まず、細川氏は昨年から始まった立憲民主党との合流協議について、最終的に党全体が合流しなかった理由を聞いた。

玉木氏によると、8月11日に開催された役員会では、合流について反対意見の方が多く(6対3)、交渉決裂寸前だったという。

しかし、「選挙のことを考えるとできるだけ大きくまとまっていた方が良い。どんな条件でもいいから合流したい」と考える人が衆議院側に多かった、と玉木氏は述べると共に、「今の条件と自分の政策や理念が合わず、どうしても合流できないという人も多かった」と述べ、党内で意見が分かれたことを明らかにした。

加えて玉木氏は、合流できる人とできない人の、それぞれの道を用意すべく「友好的かつ円満に分党して、それぞれの道に進めるセカンドべストである方針を役員会を経て、8月19日の両院総会で決定した」と、経緯を説明した。

細川氏は、候補者調整で、既に立憲民主党の候補と競合しているかどうかが、合流するか残留するかの判断基準になったのか聞いた。それに対し玉木氏は、「地域や、選挙区事情は判断の中では非常に大きい」と答えた。

次に細川氏は、役員会で反対意見が多かったにも関わらず、合流する人が非常に多い理由を聞いた。

玉木氏は、「衆議院は選挙も近く、また小選挙区制度なので、どうしても1対1の構造に持っていった方が有利に働く面がある」と述べ、選挙区事情から合流することを選ぶ議員が多い事は当然との考えを示した。

また、「現在大体40人が衆議院で参議院は22人。衆議院議員に合流に賛成な人が相対的には多かった」と述べ、結果として合流組の人数が多くなった背景を説明した。

細川氏はそれを受け、「対立軸をはっきりさせ、大きな塊で与党に対して選挙を行った方が戦いやすいし、自分たちも良いだろうと言う判断をした人たちが多かったということなのだろう」

と述べた。

次に細川氏は、立憲民主党の枝野幸男代表が党首会談を拒否をした理由について聞いた。

玉木氏はこれに関し、「代表会談に応じると、消費税減税など新たな条件や要求を出されたら困るということがあったのかもしれない」と述べた。

しかし玉木氏は、「永田町目線ではなく国民目線が大切だ。(野党が)大きくなることが、国民にとって一体どのような意味があるのか明確に示さない限り、期待もなかなか盛り上がらない」と述べ、政策の軸を曖昧にしたままの合流を批判した。

政策の具体的内容を細川氏が聞くと、玉木氏は、「大きな課題であるコロナ対策として、何をどうするのか。特に、経済対策として何を打ち出していくのかということに国民は一番関心がある」と述べ、追加の経済対策の必要性を強調した。

また、「ドイツも英国も、付加価値税の減税にまで踏み込んだ。低迷する経済及び需要を喚起するには、時限を区切ってもいいので、消費税減税を野党の統一政策として出せれば、新党に対する国民の期待が生まれるのではないか」と述べた。

細川氏は、「国民に関わる問題について政策をきちんと出すことで、野党が結集する事の大義を見せることができる」と述べた。

玉木氏は同意した上で、「大事なことは、過去の違いよりも未来の一致点をしっかりと見定め、それを国民に示すことが不可欠だ」と述べ、公式の党首会談で未だに一度も協議が開催されず今日まで来ていることは残念だとの考えを示した。

さらに細川氏は、国民民主党の対中政策を含む外交政策について聞いた。

玉木氏は「現実的な安全保障政策を出していかなければ、国民は安心できない」と述べた。

具体的な例として、尖閣周辺に武装した中国漁船が大量に押し寄せるケースを上げ、「必ずしも軍が武力攻撃を仕掛けているものではないので自衛隊は出動できず、海上保安庁や沖縄県警が警察権の行使の範囲で対処しなければならず、事実上相手に制圧されてしまう可能性がある」と述べ、現状の日本の尖閣諸島防衛の法整備に懸念を示した。

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