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新型コロナ「後遺症」と「差別」水とレモン水を判別できず

 2020年8月下旬の時点で、日本国内での新型コロナウイルスの累計感染者は、6万5000人を超えた。日を追うごとに増え続ける感染者数だが、注目したいのは退院者の総数。すでに、およそ5万2000人以上が、症状が回復して退院している。

 そうした “元感染者” たちは、どのように暮らしているのか。本誌が彼らを訪ねると、現在も後遺症に苦しめられるばかりか、職場はおろか家庭でも、“排除” され、「感染」の事実を言えない日々を過ごしていたーー。今回は、某県市議会議員・Bさん(40代)の話を聞こう。

「私の場合、コロナに感染したことが新聞でも報道されてしまったので、さまざまな誹謗中傷を受けました。『キャバクラや風俗店に出入りしている』なんて噂まで流れましたが、もちろん事実無根ですよ」

 Bさんは、そう嘆く。立場が立場だけに、苦労も多い。

「7月下旬、支援者との会合の2日後に、37.2度の熱が出ました。時期が時期なので、すぐにPCR検査を受けましたが、結果が出るまでは不安にさいなまれました。

 2日後に陽性反応が出て、自宅待機になりましたが、その3日後に咳が止まらなくなって緊急入院。隔離される身になりました。熱は、上がったり下がったりの繰り返しで、ほかに見られた症状は、咳と下痢、肺周辺の筋肉に締めつけられるような痛みがありました。

 入院中は解熱剤を処方されて、ずっと横になっていました。8日間の入院で熱が下がり、退院しましたが、2日間にまた発熱して再入院。そのときには肺炎を併発していて、アビガンを投与されました。さらに8日間の入院を経て、ようやく熱が下がったんです」

 退院後の生活は……。

「いま現在も、ほとんど味覚がなく、ただの水とレモン水の違いもわかりません。それ以外にとにかくしんどいのは、息切れですね。ただ歩くことさえつらい。階段を上り下りするときなどは、それだけで大量の汗が吹き出してきます。

 いま議会は休会中です。『外に出て大丈夫?』と、いまだにいろいろな人に言われます。議長にも、『しばらく静養したほうがいいのでは』とすすめられました。暗に “議会が始まっても出てこなくていい” と、牽制されているんだと感じています」

(週刊FLASH 2020年9月15日号)

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