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【ハリウッドもZoomも米中対立の影響】

コロナによって最近、「映画を見る」と言えば配信サービスを思い浮かべる人が多いように感じますが、中国では各国に先んじて劇場でハリウッド映画が見られるそうです。ハリウッドも米中冷戦の巻き添いにあっているとのことです。

一方、なくてはならなくなったZoomは好決算を叩き出し「コロナの勝ち組」の地位を確固たるものにしたものの、創業者が中国出身ということもあり、やはり米中冷戦の影響を受けています。The EconomistはHollywood and China - Un-American activities(ハリウッドと中国〜アメリカらしからぬ活動)の中で、ディズニーが多くの西側諸国では配信しかしない映画Mulanを中国では劇場公開するなど、ハリウッドにとって中国の映画市場の存在感が高まっていると伝えています。

この結果、Mulan以外にもPacific RimやKung Fu Pandaなど中国の観客を狙った内容になっていて、さらに中国の検閲をクリアする内容になっているとしています。

2005年に2億7500万ドルだったハリウッドの中国での売り上げは2019年には100億ドルにま増えていて無視できない市場になっています。

中国当局は、映画Mission: Impossibil IIIでは上海のベランダに干された洗濯物をカットするよう求めたのはかわいいもので、天安門・台湾・チベット(Tiananmen, Taiwan, Tibetの3つのTがカブーになっているとしています。

アメリカのバー司法長官が中国に屈しているとしてハリウッドを批判しましたが、アメリカの市民もアメリカ企業が中国に寄りすぎることに反発していて、米プロバスケットボールのマネージャーが香港の市民を支持する投稿をしたことを受けてNBAが「中国の友人たち」に謝罪したあと反発が広がった事例を挙げています。

WSJは、中国出身のEric Yuanが創業したZoom Video Communicatonsが31日、コロナによるステイホームの広がりで、5月から7月までの3か月間の決算で売り上げが対前年同期で4.5倍の6億6350万ドルまで増えたと報じています。

この結果、コロナの勝ち組としての地位を確固たるものしたとしています。

一方、Zoomは米中テック冷戦の渦中に放り込まれたとも指摘。通信の一部をZoomのエンジニアの多くがいる中国経由で行っていましたが、それをやめたそうです。

FTはZoom’s sales surge beat even most optimistic foecasts(Zoom、市場予想を大きく上回る好決算を発表)の中で、Zoomが年間を通した決算見通しについて23億7000万ドル程度の売り上げを予想していると明らかにしたと伝えています。

また、ZoomのEric Yuan CEOが31日の決算会見で、米中テック冷戦の激化により中国の研究開発拠点を見直す可能性を聞かれたのに対して「中国からエンジニアを移動する計画は現段階ではない」と答えたと伝えたということです。

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