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NY市場サマリー(1日)ユーロが一時1.20ドル突破、S&P最高値更新

[1日 ロイター] -

<為替>  ユーロが節目となる1.20ドルを2018年以来初めて上抜けた。その後、利益確定売りが広がる中でユーロは下げに転じ、ドルは2年4カ月ぶり安値から戻した。

米連邦準備理事会(FRB)が先週発表した2%超のインフレを容認する新戦略を受け、米金利が長期間低水準にとどまるとの見方から、ユーロ/ドルは上昇していた。

ユーロ<EUR=>はこの日、1.2011ドルまで上昇し、18年5月以来の高値を付けた。その後は下げに転じ、終盤の取引では0.26%安の1.1905ドルで推移した。

しかし、この日の動きが全般的なユーロ/ドルの方向性を変更する公算は小さいとみられている。

ブレイナードFRB理事はこの日、新型コロナウイルス感染拡大の影響克服に向けFRBは「向こう数カ月」に新たな措置を打ち出し、先週発表した雇用最大化と物価目標柔軟化に向けた新戦略の実現を図る必要があるとの考えを示した。[nL4N2FY404]

ドル指数<=USD>は終盤、0.19%高の92.362。一時は18年4月以来の安値を付けた。FRBの新戦略が発表された8月27日以降、約0.55%値下がり。

英ポンド/ドル<GBP=>は一時、昨年12月以来の高値を付けた後、上げ幅を縮小し、ほぼ変わらず。オフショア人民元<CNH=>は対ドルでおおむね堅調に推移し、0.15%高の6.837元。

<債券> 長期債を中心に国債利回りが低下した。FRBのブレイナード理事が、新型コロナウイルス感染拡大による影響の克服に向け、FRBは新戦略の下で新たな緩和措置を打ち出す必要があると述べたことが背景。[nL4N2FY404][nL4N2FT3YI][nL4N2FT5FC]

終盤の取引で10年債<US10YT=RR>利回りは1.6ベーシスポイント(bp)低下の0.677%。

この日発表の米経済指標では、米供給管理協会(ISM)の8月の製造業景気指数が56.0と、前月の54.2から上昇し、2018年11月以来の高水準になった。中国と欧州でも8月は製造業部門の経済指標に改善が見られており、米ISM指数の発表を受け、米国債利回りは上昇した。[nL4N2FY3ZD]

市場では4日に米労働省が発表する8月の雇用統計が注目されている。

終盤の取引で2年債<US2YT=RR>利回りは横ばいの0.1309%。2年債と10年債の利回り格差<US2US10=TWEB>は54.40bpと、前日終盤から約2.8bp縮小した。

<株式> S&P総合500種<.SPX>とナスダック総合<.IXIC>が最高値を更新したほか、ダウ工業株30種<.DJI>も200ドル超上昇。アップル<AAPL.O>やズーム・ビデオ・コミュニケーションズ<ZM.O>がテクノロジー株の上昇をけん引。製造業景気指数が予想を上回ったことや新型コロナウイルス追加対策を巡る協議への動きも楽観論を後押し。

アップルは3.98%高。各サプライヤーに対し、第5世代(5G)移動通信システム対応のiPhone少なくとも7500万台を年内に生産するように求めたと報じられた。[nL4N2FY26J]

ビデオ会議サービスのズーム・ビデオは40.8%急伸。前日発表した第2・四半期決算は、売上高と利益がともに市場予想を大幅に上回った。[nL4N2FX55I]

このほか、アマゾン・ドット・コム<AMZN.O>は1.4%上昇した。

ムニューシン財務長官は、新型コロナ追加対策の協議を巡り民主党のペロシ下院議長に同時中に電話すると発言。また、メドウズ大統領首席補佐官は、追加対策を巡り上院共和党が来週に新たな法案を審議する公算が大きいとの認識を示した。[nL4N2FY3PF]

米供給管理協会(ISM)が午前に発表した8月の製造業景気指数は56.0と、前月の54.2から上昇し、2018年11月以来の高水準になった。ただ雇用指数はなお低調で、労働市場の回復は失速しつつあるとの見方が裏付けられた。[nL4N2FY3ZD]

S&P500は新型コロナ禍前の高値を4%超上回り、ナスダックは21.7%上回る水準。ダウ平均は最高値をなお3%下回っている。

テスラ<TSLA.O>は4.7%安。上場後初となる株式売り出しを実施して、最大50億ドルを調達すると発表した。[nL4N2FY3NE]

<金先物> 外国為替市場でのドル相場を眺めた値動きとなり、結局ほぼ横ばい。中心限月12月物の清算値(終値に相当)は前日比0.30ドル(0.02%)高の1オンス=1978.90ドル。

<米原油先物> 米中の堅調な製造業関連指標を受けてエネルギー需要期待が広がり、4日ぶりに反発。米国産標準油種WTIの中心限月10月物の清算値(終値に相当)は前日比0.15ドル(0.35%)高の1バレル=42.76ドルだった。11月物は0.18ドル高の43.08ドル。

きょうからあすにかけて発表される官民の週間石油在庫統計で原油在庫の減少が見込まれていることも、原油相場の支援材料となった。

ドル/円 NY終値 105.95/105.98 <JPY21H=>

始値 105.82 <JPY=>

高値 106.15

安値 105.79

ユーロ/ドル NY終値 1.1910/1.1914 <EUR21H=>

始値 1.1987 <EUR=>

高値 1.2011

安値 1.1902

米東部時間

30年債(指標銘柄) 17時05分 98*26.00 1.4238% <US30YT=RR>

前営業日終値 98*04.00 1.4520%

10年債(指標銘柄) 17時05分 99*17.50 0.6721% <US10YT=RR>

前営業日終値 99*11.00 0.6930%

5年債(指標銘柄) 17時05分 99*31.25 0.2547% <US5YT=RR>

前営業日終値 99*30.00 0.2630%

2年債(指標銘柄) 17時05分 99*31.50 0.1328% <US2YT=RR>

前営業日終値 99*31.63 0.1310%

終値 前日比 %

ダウ工業株30種 28645.66 +215.61 +0.76 <.DJI>

前営業日終値 28430.05

ナスダック総合 11939.67 +164.21 +1.39 <.IXIC>

前営業日終値 11775.46

S&P総合500種 3526.65 +26.34 +0.75 <.SPX>

前営業日終値 3500.31

COMEX金 12月限 1978.9 +0.3 <GCv1><0#GC:>

前営業日終値 1978.6

COMEX銀 12月限 2864.5 +5.1 <SIv1><0#SI:>

前営業日終値 2859.4

北海ブレント 11月限 45.58 +0.30 <LCOc1><0#LCO:>

前営業日終値 45.28

米WTI先物 10月限 42.76 +0.15 <CLc1><0#CL:>

前営業日終値 42.61

CRB商品指数 153.3436 +0.1297 <.TRCCRB>

前営業日終値 153.2139

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