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ユーロ圏8月CPI速報値、前年比-0.2% ECB対応圧力高まる


[ブリュッセル/フランクフルト 1日 ロイター] - 欧州連合(EU)統計局が発表したユーロ圏の8月の消費者物価指数(HICP)速報値は前年同月比0.2%低下した。ロイターがまとめた市場予想は0.2%上昇だった。エネルギー価格が急落した。

前年比での低下は2016年5月(0.1%低下)以来。前月比では0.4%低下した。

欧州中央銀行(ECB)は中期的なインフレ目標を「2%を下回るが2%に近い水準」としているが、これを大幅に下回っていることでECBが物価押し上げに向け一段の措置を講じる必要性に迫られる可能性が高まった。

8月はエネルギー価格が前年比で7.8%低下。7月は8.4%の低下だった。非工業品も0.1%低下。7月は1.6%上昇だった。

エネルギーと未加工食品を除くコア指数は前月比0.4%低下、前年比0.6%上昇。前月の1.3%上昇から鈍化した。ロイターがまとめた市場予想は前年比1.1%上昇だった。

市場関係者が注目するエネルギー、未加工食品、アルコール、たばこを除く指数は、前月比0.5%低下した。前年比では0.4%上昇と、前月の1.2%上昇から鈍化し、アナリスト予想の半分の伸びだった。

同時に発表になった7月のユーロ圏の失業率は7.9%で、ロイターがまとめた市場予想の8.0%を下回った。6月は7.7%だった。

ピクテット・ウェルス・マネジメントのストラテジスト、フレデリック・デュクロゼ氏は「向こう数四半期は危機で引き起こされたディスインフレの影響から逃れられない」とし、「ECBは最終的にパンデミック緊急購入プログラム(PEPP)を拡充するとの見方を変えていない。12月に5000億ユーロの拡充が決定されるとみている」と述べた。

ECBが9月10日に開く理事会では大きな政策決定は予想されていないが、年内には追加刺激策が決定されるみられている。

*内容を追加しました。

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