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トヨタがアフリカに小型車投入、スズキからのOEM協業第1弾

[東京 1日 ロイター] - トヨタ自動車<7203.T>は、スズキ<7269.T>からインド製小型乗用車「バレーノ」のOEM(相手先ブランド生産)による供給を受け、トヨタブランドの「スターレット」として9月中旬からアフリカで販売を始める。トヨタのアフリカでの営業業務を昨年1月に全面移管された豊田通商<8015.T>が1日発表した。南アフリカを⽪切りに、アフリカ47カ国に順次、販売を広げる。

トヨタとスズキは昨年3月、新たな協業を具体的に検討することで合意。トヨタの電動化技術、スズキの小型車技術と強みを持ち寄り、両社で世界的に競争力を高めるのが協業の狙いで、今回のスズキからトヨタへのOEM供給はその一環。トヨタがアフリカに投入するスズキのインド製小型車は「ビターラブレッツァ」「シアズ」「エルティガ」も挙がっており、バレーノはアフリカへのOEM車の協業第1弾となる。

アフリカにおけるトヨタ車販売は現状、政府の公用車や商用車として使われる「ハイラックス」や「ランドクルーザー」などの大型車が中心で、個人向けは手薄だった。低価格の小型車の開発や生産に強いスズキからのOEM車でトヨタは個人向け販売を強化する。

アフリカの小型車市場は独フォルクスワーゲン<VOWG_p.DE>や韓国の現代自動車<005380.KS>などがすでに強く、競争も激化している。スターレットは約130万円から、年間販売計画は1万台。例えば、南アフリカでのトヨタのシェアは、大型車は35%あるが、小型車は15%にとどまっているため、豊田通商トヨタアフリカ自動車部の大塚慎一郎部長は「20%くらいに高めたい」という。トヨタ車を買い続けてくれるような若い層などに売り込む。

近年のアフリカの新車市場は約130万台。政府や企業向けの販売比率が高く、全体の70%で約90万台を占める。一方、個人向けは全体の30%で約40万台。新車市場よりも中古車市場が大きく、豊田通商の調べでは、中古車市場は約300万―400万台と新車市場の約4倍に上る。

豊田通商では、アフリカの新車市場は今後の経済発展や人口増加を背景に将来200万台規模に成長すると予測。成長をけん引するのが中間所得者層の拡大、小型車を中心とする個人需要で、個人向けは現状の40万台から今後は約80万台と、全体の40%まで増え、中古車のユーザーも新車に移るとみている。

*内容を追加します。

(白木真紀)

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