- 2012年10月11日 12:23
国同士が揉めている今、個人として意識しておきたいこと
1/2最近、隣国(中国、韓国)と領土について揉めることが増えています。
相手政府が内政問題の目をそらすために利用していたりする部分もありますが、ここ数年で一気に顕在化してきている要因の一つは、グローバル化です。
つまり、
(かつての)先進国と(かつての)新興国の国力が均衡してきている、からです。
グローバル化という大きな流れが不可避である以上、一朝一夕では解決は望めません。短期・長期に切り分けて、どういった対策を進めていくか議論を尽くして、冷静にかつ粘り強く進めるべきでしょうし、実際に関係する人達は努力を積み重ねていると思います。
一方、政治から個人に目を移してみると、隣国との国民感情がどんどん悪くなっています。
ドイツとフランスの例を出すまでもなく、隣国同士は対立しやすい。また政府による反日教育の影響も大きいでしょう。しかし、日本から相手国への印象は、これまではそこまで酷くはありませんでした。それが最近一気に悪化しています。
先日もある友人と話をした際に、
「え?中国人?なんかデモとかしまくってて、ちょっと怖い・・・」
みたいなリアクションが返ってきました。別に強く忌避するような感情はないけれど、出来れば関わりたくない・・・そんな感じ。そらそうです。あんなデモの映像見せられたら、誰でもそう思います。自分も映像には正直ひきました。
でもデモはあくまで一部の人達であって、冷静な人も多いらしいよ?と返しても、
「いや、仲良くはなりたくないなぁ・・・」
つづけて、怖がっている友人に、じゃあ中国人の知り合いとかいるの?と聞くと、
「いや、いないけど。周りにおらんし・・・」
感情の濃淡に違いはあれども、実際は、相手国も同様ではないでしょうか。
いや例えば、直接の知り合いや友人に嫌な思いをさせられて、もう勘弁だ!みたいな人はいいのです。でもそうでないなら、個人的にはもったいない!と思います。
まず最初に意識しておきたいこと。
身も蓋もなく冷静に考えると、本来であれば、その国の「政府」とその国の「個人」は別々に捉えるべきです。
例えば、
1) 「X国の政府」がやっていることは好き or 嫌い
それとは関係なく、
2)「 X人のAさん」のことは好き or 嫌い
になるはずです。国だと分かりづらければ、都知事と東京都民に差し替えてみたら理解しやすいかも。
ところが、両国の多くの人が、(なんとなく)政府=個人になっているように見えます。
政府が対立する → 相手国の政府の対応に反感を持つ → それを行動に移す(デモなど)→ それをTVで観てネガティブな印象を持つ → なんとなく避けたい・・・
政府はその国の代表であることは当然なのですが、とはいえその国には色んなタイプの色んな考えを持った人が本来はいるわけです。
にも関わらず、元々の出発点である政府の行動とメディアを通した印象により、実際個人として互いを知っているわけではないのに、個人に対する印象に悪影響を与えてしまっている。それが現状です。
でもしゃーないやん!なんか気持ち的にそんな感じやねん!という声もよく分かります。
なぜそうなるのか?
人間はよく分からないものを、そのままにしておくが出来ない生き物です。だから今自分が持っている情報を元に何かしらのラベリングをしようとします。テレビやネットからの二次情報しかなければ、当然それらの情報を元に印象が構築されるでしょう。
今までは仕方なかったと思います。
なぜなら、二次情報(メディアからの情報)を上書きする一次情報(自分が体験した情報)を得る機会がほとんどなかったからです。
要は、リアルな知人・友人がいれば、その人達の印象が優先するけれど、なかなかそうもいかないよねと。
人と人が出会って、理解を深め、関係を構築するには、出会うという「きっかけ」と、関係を深めるための「継続したコミュニケーション」が必須です。
しかし、日本は地理的に四方を海に囲まれているため、普通の個人が日本以外の国の人と「出会い」、「継続したコミュニケーション」を取るのは、大変でした。だって国の外に出るのに飛行機必須なんですよ!そら厳しいわ!
もちろん一旦、海外に出て人間関係ができてしまえば、昨今のネットの発達により、その後離れ離れになってもコミュニケーションを継続するのは比較的容易になりました。だけどそういう人は限られます。帰国子女、留学、海外派遣などを経験している一部の人以外は、自分は外国人の友人は(まったく/ほとんど)いない、という人はまだまだ多いとおもいます。
ではこれからはどうでしょう?
冒頭に書いたように、今起きていることの一端はグローバル化です。
これから新興国の経済力があがり個人の所得も上がることで、国をまたいでの移動がますます活発化するでしょう。確実に、違う国の人達と「出会う」きっかけは増加します。日本からの出国もLCCの登場により一気に敷居が下がり始めています。



