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オープンな総裁選を 安倍首相はことばを「浪費」した

コロナによって、社会が変わろうとしている今、7年8ヶ月も続いた安倍政権が終わるのですから、次のリーダーは、どのような考えの人を選ぶのか、堂々とオープンに自民党総裁選をやってほしいと思います。

報道によると、考えの違う「石橋氏有利は避けたい」というのが執行部の意向とのこと。総裁が任期中に欠け緊急を要するときは両院議員総会で公認を選べる、と定められています。しかし、次の総裁を選ぶまで、安倍首相が職務を続けるということですから、緊急を要する、という状態ではないと思います。総裁選のやり方を一任されている二階幹事長は、菅官房長官が手を挙げれば支持する、といわれています。

15日にも両院議員総会で決める方向に対して、若手からベテランまで異論が広がっています。小泉環境相は、党員投票を提唱し、小林青年局長もブログで「党員投票は郵便。コロナ禍でも密を避けながら意思表示は可能だ」と指摘しています。青年局長経験者は、連名で党員投票実施を求める署名活動を始めたそうです。

党員から人気がある石破氏を有利にしないために、両院議員総会で派閥の論理で決めたら、次の選挙でしっぺ返しにあうと思います。オープンな総裁選で、候補者の考えを聞き、公正に行ってもらいたいと思います。

さて、安倍首相によって、日本語が、ないがしろにされ、浪費された、とNHKでの仕事、議員としての仕事と、ことばを大切に仕事をしてきた私は、考えています。

応援演説の際に「こんな人たちに負けるわけにはいかない」と言ったり、「幅広く募っているという認識で、募集しているという認識ではなかった」、原発は「アンダーコントロール」、「沖縄の方々の気持ちに寄り添いながら、全力で取り組む」など、使い方が違うでしょ、と指摘したいことが、枚挙にいとまありません。

募ると募集は、同じことですよね。「寄り添う」と言った以上、ほんとうに「寄り添って」くださいね、と言いたくなります。「悪夢のような民主党政権」とよく言っていました。確かにガバナンスなどに問題があり短期間で政権を去ったことは申し訳ないですが、民主党政権が種をまき、苗を育ててきた政策を、あたかも自分が考え出したよう実施してきたのが安倍首相です。

「任命責任を痛感している」と、不祥事が起こるたびに何回聞いたことか。しかし、責任をとることは一切してきませんでした。責任を痛感する、というのは、何もしないことなのですね。「真摯に」ということばも、よく使われましたが、「まじめでひたむきなさま」という意味は、どこにいったのでしょうか。

是非、次の総裁、首相には、ことばを大事にし、有言実行の人になってもらいたいと思っています。そのためにも、オープンな総裁選を!

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