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辛さを乗り越えて

 昨日28日、安倍総理が記者会見で辞任の意向を示されました。

 第一次政権の挫折や厳しい野党時代を経て、奇跡の復活を遂げるとともに通算・連続いずれも歴代最長の在位日数を記録されました。この間、アベノミクスと名付けられた金融・財政・成長戦略を掲げ、1年交代で総理が変わっていた時とは比べ物にならないほどの外交における存在感を発揮し、国政選挙で6連勝を果たした功績は本当に大きかったと思います。

 埼玉を含む各地を訪問し、地方創生や被災地復興に心を配られ、一億総活躍社会などのテーマにも取り組まれました。

 ただ、最近は新型コロナウイルスへの対応で心労がたまっているのが見て取れました。政治主導・長期政権であることの難しさも、様々な問題を通じて指摘され、人知れぬ辛さを味わっておられたのだと思います。しかし、体調が悪化し潰瘍性大腸炎が再発しても、それを秘して責任を果たされようと尽力してこられました。

 昨日、7月以降の感染拡大が減少傾向に転じたことや医療体制・検査体制の充実に向けた対策の取りまとめができたことを受け、辞任表明をされたのですが、私は密かに総理は国政の停滞を避けるべくこのタイミングで決断されるのでないかと直感していました。

 今回の辞任はご本人の熟慮に基づくものであり、その判断を尊重したいと思いますが、記者会見で指摘されていた拉致問題、日露北方領土問題、憲法改正などの懸案を残したまま、またご自分が誘致に関わり、来年に延期された東京オリンピック・パラリンピックの開催を見届けずに、職を去ることの無念さは察するに余りあります。かくなる上は、総理の思いをしっかり引き継ぐリーダーにバトンを渡していただきたいです。

 この間、私も首相補佐官や閣僚の立場で育てていただき、曲がりなりにも全力疾走することができました。今はただ感謝の気持ちで一杯です。総理は今後も一議員としてご活動されるとのことですが、まずは体調に留意しつつ残務を全うし、ゆっくり英気を養って欲しいと思います。本当にお疲れさまでした。

一瞬の停滞もなく

 雇用調整助成金の延長、デジタルトランスフォーメーションの推進、エネルギー改革、学びの保障、緊迫化する安全保障環境への対応など、私も様々な難題に取り組んでいます。政局が変動しても一瞬たりとも国政に停滞のないように尽力をしていきますし、次のリーダーはそうした取組みを共にできる方を是非選べればと思います。

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