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ホンダ初の量産EVは「街中」に特化

ホンダは27日、同社初の量産型EV「Honda e」を10月30日に国内で発売すると発表しました。「Honda e」の位置づけは都市型コミューター。「街中」に特化したEVで、ホンダは反転攻勢に転じることができるか。


これまでEVは、ガソリン車の劣勢に立たされてきました。充電時間や航続距離を考えると、ガソリン車の方がコストパフォーマンスが高いと結論づけられてきたからですね。

「Honda e」は、その図式を大きく変える可能性を秘めています。思い切っていってしまえば、「Honda e」は、ガソリン車との比較で開発されたクルマではないんですね。

「Honda e」は、都市型コミューターに位置づけられています。街中での乗りやすさを追求し、市街地の狭い駐車スペースでも安心して駐車できるよう、駐車支援システムも充実させています。満充電での航続距離は最大283キロです。

航続距離283キロをどう見るかというところですが、もちろん他社のEVと比べれば、長いとはいえません。しかし、あえて航続距離にこだわらずに開発したところに、かえってホンダらしさがあらわれているといえなくもありません。

もともと、ホンダには、「M・M思想」といって、人を中心としたクルマづくりの発想があります。今回、都市型コミューターという明確な目標を定めたところにも、人を中心にした、ホンダ独自のクルマづくりの思想があらわれています。

ホンダはまた、「Honda e」の展開とあわせて、コネクティッドカー関連のサービスを増やしています。生活のパートナーとして「街中」での使いやすさを目指しているんですね。

今後、国内メーカーからは、次々と新型EVが投入される予定ですが、ホンダは、一足先に、都市型コミューターという新しい使い方を提案したことになります。

ホンダは、「Honda e」を「未来を見据えてつくりあげたモビリティ」としていますが、やはり、ホンダには、独自の思想に基づいたクルマづくりを続けてほしい。それでこそ、独自路線を歩みつづけるホンダらしさが発揮できるといえるのではないでしょうか。

「Honda e」の成否は、どこまで市場にインパクトを与えられるかどうかにかかっているといえそうです。

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