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東京での国際通貨基金(IMF)・世界銀行年次総会に先駆け、『ワールド・エコノミック・アウトルック(WEO)』が公表された グローバルなリセッションのリスクが増した



9日から東京で始まるIMF・世銀総会を前に、IMFが『ワールド・エコノミック・アウトルック(WEO)』を公表しました。

今回のWEOでは世界経済が再びリセッションに陥るリスクが高まっていると指摘されています。

特に欧州財政危機と米国の「財政の崖」に対する不安がコンフィデンスを損なっているとしています。さらに鍵となる新興国(=中国とインドのこと)の経済成長のモメンタムが失われていることがレポートの中で指摘されています。

IMFは2012年の世界のGDP成長率を+3.3%(7月予想より0.2%の下方修正)、2013年を+3.6%(同0.3%の下方修正)としています。

ほぼ全ての主要国のGDP成長予想が削られました。

因みに2011年の世界のGDPは+3.8%、2010年のそれは+5.1%でした。

IMFは「どうやってリセッションを回避するかという事に関して、世界の首脳に意見の一致が見られていない」ことを危惧しています。

とりわけ、これまではより大胆な金融緩和政策だけをプッシュしていれば良かったのですが、既に米国連邦準備制度理事会(FRB)や欧州中央銀行(ECB)は目一杯の緩和スタンスを打ち出しているので、手詰まり感が出ています。

その一方で、南欧諸国は緊縮財政の体勢を敷かねばならず、リセッションへの対応の複雑化、ないしはチグハグさが浮き彫りになっています。

レポートの全文は、こちら

PS:WEOに合わせて『グローバル・フィナンシャル・スタビリティ・レポート(GFSR)』もアップデートされています。
その中では、「大きくて潰せない」巨大金融機関が依然として一部の金融取引を支配しており、外的なストレスに対して世界の金融システムが脆い構造は改善されていない点が指摘されています。

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