記事

「Go To」は失敗なのに...菅官房長官が“ポスト安倍”としての存在感を高めている理由 首相体調不安説の中…あの2人の“怪食”情報 - プチ鹿島

1/2

 今回は素朴な疑問を書いてみたいと思う。

【画像】8月24日、再び慶応大病院入りする安倍首相の横顔

 その前に、まずこの見出し。

「首相体調不安説の中…あの2人が」(朝日新聞8月21日)

 あの2人が会食したという。それは山Pと亀梨君ではなく、二階俊博自民党幹事長と菅義偉官房長官だった。こっちもかなり怪しい「怪食」にみえるがその菅氏について、

《党内では再び「ポスト安倍」候補として期待する声が高まっている。幹事長として党内を仕切る二階氏との連携が深まれば、次期総裁選の構図に影響を与える可能性は高いと見られる。》

 意味深な内容だ。ポスト安倍についての作戦会議のようにも思える。やはり怪食である。



再び慶応大病院入りした安倍晋三首相 ©AFP/AFLO

「菅・二階氏 互いに活用」

 記事の多さで注目されている政治家を知るのも新聞の読み方だとすると、確かに最近は菅氏に関するものが多い。たとえばこんな感じ。

「菅氏 再び存在感 Go To主導し浮上」(毎日新聞8月7日)

「菅・二階氏 互いに活用」(毎日新聞8月22日)

 他紙も含めてこれらの記事に共通するのは、新型コロナウイルスの初期対応で菅氏は首相官邸の意思決定ラインから外れたとの見方が出ていたが、

《旅行需要喚起策「Go Toトラベル」事業を主導、再び官邸内での存在感を高めた。》(毎日8月22日)

 という“解説”である。

 さてここで素朴な疑問が発生する。それは、

「Go To トラベルキャンペーンって成功してないよね?」である。

 え、まさかあれって成功した? してないですよね。

「Go To」で存在感を高めた?

 ところがこの政策を推し進めた菅氏が永田町では「存在感を高めた」と言われている。これが不思議でならないのだ。なぜ菅氏が良い政策をしたかのように扱われているのか。失政と思えるのになぜポスト安倍への手柄のように言われているのか。

 新聞の政治部の皆さんには、永田町と世の中の空気のギャップまで解説してほしいのである。永田町情報そのままだけでなく。

「Go To」は前倒しも含めて失政ではないか? というのは私が勝手に言っているのではない。新聞こそ「Go To トラベル」には厳しいのだ。

 次の3つの記事を紹介しよう。

「Go To 登録3割どまり」(日経8月12日)

「『Go To』効果不透明」(読売8月13日)

「観光Go To効果薄く 開始1か月」(読売8月22日)

 とくに「Go To 登録3割どまり」では「中小宿泊施設 広がらず」「手続き煩雑 恩恵、大手偏重に懸念」と大事なことが書いてある。

 産経新聞も早々に辛口だった。

 8月2日に「【主張】政府のコロナ対応 首相は戦いの前面に立て」と社説を書いているが、「『Go To トラベル』は一時停止すべきである」とはっきり言っていた。

《招かれざる客では旅を心から楽しむこともできまい。まず、感染拡大の収束こそが眼前の課題である。》

 もう一度言うが、読売も産経も日経も「Go To」には懐疑的なのに、これを推し進めたという菅官房長官がなぜポスト安倍として存在感を高めているのか。謎すぎる。

あわせて読みたい

「菅義偉」の記事一覧へ

トピックス

ランキング

  1. 1

    宗男氏 野党の新内閣批判に反論

    鈴木宗男

  2. 2

    枝野氏のデジタル化批判は的外れ

    音喜多 駿(参議院議員 / 東京都選挙区)

  3. 3

    半沢の元ネタ 大臣は前原誠司氏

    SmartFLASH

  4. 4

    マスクで重症化予防説 医師解説

    中村ゆきつぐ

  5. 5

    靖国参拝は「韓国への迎合不要」

    深谷隆司

  6. 6

    長官は民間に…平井IT大臣が吐露

    ABEMA TIMES

  7. 7

    「酷くなる」望月氏が菅政権危惧

    たかまつなな

  8. 8

    三原氏が厚労副大臣 衝撃の人事

    藤田孝典

  9. 9

    サイゼでバイトする星付きシェフ

    PRESIDENT Online

  10. 10

    携帯会社への懲罰? 値下げに疑問

    おくの総一郎

ランキング一覧

ログイン

ログインするアカウントをお選びください。
以下のいずれかのアカウントでBLOGOSにログインすることができます。

コメントを書き込むには FacebookID、TwitterID のいずれかで認証を行う必要があります。

※livedoorIDでログインした場合、ご利用できるのはフォロー機能、マイページ機能、支持するボタンのみとなります。